戻る / 目次 / 2/16-21へ / 2/28-29へ


Daily TSUMURA 活動日誌 2004年 2月22日〜27日


 2/27(金)

8時過ぎ、年金改革PTに出席。
津村は第3作業部会(主査は大塚耕平参議院議員)に所属しており、主に年金資金の運用について議論に参加しているが、今日は総論的なお話を東洋大学の駒村助教授からヒアリング。やはり国民の関心が高いテーマだけに、民主党の同僚議員が数十人出席していた。秘書の方々も合わせると100人以上が参加。

9時半、衆議院の院内で民主党の「国対役員会」。
津村は3班に所属しており、毎週金曜日が当番となっている。この会合は、国会内の最新の情報が飛び交う、実にエキサイティングな場である。まだまだ初めて聞く用語が多く、議論についていくのに精一杯。20分ほどで終了。

11時、全国紙の取材。衆議院財務金融委員会における1月30日の質問内容について、景気認識や日銀(BOJ,Bank of Japan )の金融政策運営についての見方などを深く掘り下げた取材。
福井さんのリーダーシップ、政策運営スタンスについて、津村の見方と日銀のある現役理事の見方が瓜二つだと指摘され、ちょっとびっくり。つい先日、ホームページの「ひとこと」に、早く経済政策のことで取材されるようになりたいと書いた直後だったので、つい気合いが入って30分以上話し込む。

12時、パートさん候補の方の面接。
日銀時代にお世話になっていた、ある金融機関の方の奥様で、とても立派な方。津村事務所に来ていただくのが申し訳ないくらい。社会人経験も豊富な方なので、事務所運営に安定感が出てくるようになれば嬉しい。今後、勤務日時についてご相談させて頂くことになる。

12時半、代議士会。
新人同期58人のトップを切って、本会議の代表質問に立つ徳島県選出の高井美穂議員から「与えられた15分間は、民主党の代表になったつもりで頑張ります!」と初々しくも力強い挨拶。「そのまま代表やってもいいよっ!」という凄い野次も飛んで、大いに気勢が上がる。ちなみに高井さんは津村と同じ32歳で、本会議場では隣の席。

13時、衆議院本会議。高井美穂議員の代表質問は、堂々としたもの。津村も早く本会議場で質問をしてみたいと思った。もちろんそのためには大変な準備と勉強が必要なのだろう。約40分で本会議終了。

いったん議員会館の国会事務所に戻り、メールチェックなど。

14時、衆議院第16委員会室で、財務金融委員会。
所得税法の一部改正案を巡って3時間あまりの質疑。長妻議員の質問に対する森厚生労働副大臣の答弁に曖昧な点があり、一時紛糾。民主党の理事は「闘う財金」を標榜しており、毎回のように緊張した場面が生まれる。国民の期待する国会像がどのようなものか、大きなテーマだが、緊迫感のある質疑が求められているのは確かだろう。17時過ぎ、散会。

17時半、来週月曜日に予定される「予算委員会第6分科会」での質問に向け、農林水産省、総務省、文部科学省の皆さんに質問通告のレク。
準備期間が非常に短く、レクの場での官僚の方々とのディスカッション自体がインスピレーションの源泉の1つ。レクの会話の中から、色々なアイデアが湧いてきた。入れ代わり立ち代わりレクが続き、終わったのは19時ごろ。

書類を片付け、論点を整理し、本日の作業は早めに終了。

週明けに国会質問を2つも抱え、スケジュールが一気にタイトになってきた。この週末はもちろん岡山に帰って地元での挨拶まわりだが、常に頭をフル回転させ、質問のシミュレーションも行っていくつもりだ。



 2/26(木)

本日のシャトルバスはいつもより早く、8時20分発。道路も少し空いていて、国会事務所に8時半に着いた。

まず、党改革に関する論点整理メモを最終チェックし、完成。メールチェックなどをしたのち、衆議院院内に急いだ。

9時、衆議院財務金融委員会。
今日は何と8時間の集中審議。最初の1時間は与党による質問であまり盛り上がらなかったが、10時から質問に立った民主党の五十嵐文彦ネクスト大臣の「社会保険庁の官舎建設に年金資金が使われているのはおかしい、官舎建設は年金の給付にはあたらない」という質問に端を発して、次第に議論はエスカレート。あっという間に午前中の質疑が終わった。

正午、議員会館の事務所に戻り、インターンを希望する学生の面接。
やってきたM君は、岡山市出身の大学生で政治に関心がある。15分ほど懇談し、その後しばらく釜我と話して、今日は帰っていった。ガッツのありそうな好青年。来週また来てくれるそうだ。

13時、財務金融委員会再開。
18時まで5時間にわたって、特例国債(赤字国債)の発行、所得税法の一部改正について集中的に審議。最後の1時間は、津村と親しい村越祐民代議士が質問に立ち、本質を突く質問で大臣を唸らせた。

終了後、帰ろうとした津村に、谷垣財務大臣が近寄って来て声をかけて頂いた。
曰く、「こないだの君の質問、○○さんが感心してたよ。評価高いよ」。谷垣さんは麻布高校の先輩であり、目が合うといつも声をかけて下さるが、こんな風に褒めていただいたのは初めて。いずれ民主党が与党になり、自分がベテラン議員になった時、野党自民党の新人議員にもこんな風に声をかけてあげられるような懐の深い代議士になりたい。民主党の若手の間では、谷垣さんの評価が驚くほど高いが、分かるような気がする。

18時から1時間かけて、未完成だった「年金資金運用に関する論点メモ」を仕上げ、年金改革PT第3部会でお世話になっている大塚参議院議員の部屋に持参。一人で頑張っていた政策秘書のK君に手交。

さらにデスクワークをして現在20時、これから古い友人と会い、旧交を温めてくる。



 2/25(水)

本日も出勤はシャトルバス。9時ちょうどに青山宿舎を出て、15分ほどで議員会館に着く。まずは、メールチェック。
(実は、今朝は大事な大事な「財務金融部門会議」があったのだが、少し古いスケジュールしか持っていなかったために、欠席してしまった。)

9時半、東チモール議員連盟の会合に出席。
シャナナ・グスマン東ティモール民主共和国初代大統領を囲み、超党派の国会議員15名ほどで約40分懇談。江田五月さんが座長を務められた。
グスマン大統領は、歴史の教科書から出てきたような英雄っぽい風貌。低い声で丁寧にお話しになる姿は、さすがリーダーの風格。民主党の菅直人代表、羽田孜最高顧問、社民党の土井たか子党首も出席され、津村は偶然土井さんの隣に座った。土井さんもまた風格がある方で、少し緊張。最後に東チモールの旗をあしらったバッジをいただき、一緒に記念撮影。懇談中は、先輩方の質問が多くお話しできなかったので“Say hello toyoung people!! ”と話し掛けた。大統領、“Okay, thank you”。

シャナナ・グスマン東ティモール民主共和国初代大統領を囲み 津村啓介&グスマン大統領&江田五月参院議員

10時15分、衆議院第2議員会館の国会事務所に戻り、デスクワーク。書類整理ののち、代議士日記の執筆など。

12時10分、衆議院財務金融委員会。
2つの法案の趣旨説明だけだったので、約10分で終了。神田と新スタッフのMさんが傍聴に来てくれた。自分の関係者が傍聴席にいると、緊張するものです。

その後、近藤洋介、村越祐民両代議士と昼食。委員会ごとの特徴などについて、情報交換。

午後は、デスクワーク中心。代議士日記が溜まっており、4日分ほど書いた。

勉強会15時、民主党の国対が新人議員の教育のために開いてくれた「代表質問・委員会質問・質問主意書等勉強会」。
代議士はもちろん、秘書さんも大勢参加されていた。皆さん勉強熱心。質問が沢山飛んでいた。
ただ、予算委員会分科会の説明にはビックリ。来週初めに2日間開催するのは知っていたが、自分の所属委員会以外の分野で30分の質問を3つせよ、とのノルマが発表されたのだ。幅広い分野での質問は、もちろん望むところである。ただ、やるからには事前準備もシッカリやりたい。専門外で30分×3つを5日間で、となると、正直かなりハードである。すぐに岡山事務所に地元での情報収集を指示。

終了後、走って議員会館に戻り、ハンセン氏病に関する議員懇談会に急いで出席したが、ちょうど終わったところ。時計をみると、16時。

事務所に戻って、早速質問の準備に取り掛かった。

17時、ある全国紙の取材。テーマは党改革。ホームページをみて、津村の意見に興味を持って下さったとのこと。気合を入れて、答えました。→「ひとこと

今夜は仕事が盛りだくさん。明日が期限のレポートが2件。新たに加わった予算委員会分科会での質問の準備もある。かなりのテンションで筆を進める。

21時、前々からの約束だったイギリス留学生のミニ同窓会。官庁の友人も来て、遅くまで盛り上がった。新しい挑戦をする友人もいて、刺激を受ける!

24時すぎ、青山宿舎に帰り、ただちに就寝。



 2/24(火)

朝9時、シャトルバスに乗って出勤。国会事務所に着くのは、9時15分ごろ。お陰さまで日程がタイトになってきており、一日のスケジュールを確認しているうちに、10時になる。

10時、国会事務所で働いて頂くパートさんの面接。
高校時代からの友人の奥さんで津村も一度お会いしたことがある方。秘書検定も合格されており、今後は日程等の調整になる。その後、メールなど。消防政策議員懇談会

11時、民主党の「消防政策議員懇談会」総会。
治安の悪化が叫ばれる中で、地域における生活の安全を維持していくためには、消防団の持つ潜在的な意義は計りがたく大きい。このことは、岡山での活動で実感したことの1つである。
年末の夜警回り、年始の出初式などで、消防団の方々の努力も垣間見てきた。どんな形でお役に立てるかわからないが、これから勉強していきたいテーマ。

正午すぎ、参議院本会議場で、コフィー・アナン国連事務総長の演説を聴く。
江田五月さんの席に座って傍聴。アナン事務総長の物腰や話し口を見ているだけで、温厚篤実なお人柄を感じることができる。ただ、スピーチの内容は、徹底した日本礼賛。列席していた緒方貞子さんや、国連本部の新館を設定したマキフミヒコ氏を称えていたのは印象的だったが、自衛隊のイラク派遣を積極的に評価するくだりでは拍手をするわけにいかなかった。ともあれ、国連と日本の関係は、もっともっと良くできると思う。
ちなみに、アナン事務総長は、小国ガーナの出身。国連プロパー職員としてキャリアを積んでこられた方。色々とご苦労も重ねていらっしゃることと思う。そんなことを思いながら総長のナマの声を聞くと、気のせいか国連を身近に感じることができた。

13時、近藤洋介、松本大輔両代議士とそのスタッフの皆さんとともに、衆議院院内の食堂でランチ。偶然だったが、楽しい昼食となった。広島から来たインターン生のOさんも一緒。

13時半、金融庁レク。今後審議される予定の法案についてご説明を頂いた。
約30分。その後はデスクワーク。

15時、政治を志す方と面談。郷里からの衆院選出馬を目指されており、候補者公募のしくみについて詳しくご説明した。

15時半、岡山出身の政治志望の若者と面談。一緒に岡山の政治を変えていこうと話し合う。

17時半、伯父が経営する会社を訪問。
専門性の高いメーカーで業績を回復させているが、経営の苦労は並大抵ではないようだ。色々とためになる話をしてもらい、伯父には本当に感謝。その後、伯母も交えて夕食。楽しいひととき。

22時、日銀の先輩とお会いし、今後の国会活動についてアドバイスを頂く。



 2/23(月)新京橋

朝6時45分過ぎ、大津の車に拾われて、自宅前を出発。

7時10分からジャスト1時間、「新京橋」で朝立ち。
大津は看板を立てたり、車の通行量をカウントしたり。顔なじみの方が何台も通る。

8時10分過ぎに切り上げて、JR岡山駅東口のドレミ前に移動。民主党岡山県連の月曜恒例「おはよう730」に参加。憲法改正について、先日の中曽根元首相の講演を例に引きながら、進め方のポイントを訴えた。8時半に終了。

弁士&スタッフでの食事を経て、9時過ぎから挨拶まわり。
民主党岡山2区総支部の幹事をお願いしたい方々や、お世話になっているグループの方、地元の政治の大先輩などに短時間で次々とご挨拶。非常に密度の濃い朝だった。

12時前、事務所に戻って、昼食。

13時、ある件でご心配をおかけした支持者の方にお詫びと事情説明のご挨拶。
約20分ほどお時間を割いていただき、今後の支援について、カンパ等を含む具体的な提案を頂いた。本当にありがたいこと。身が引き締まる思いである。

13時半、江田選挙の2区選対本部ともなっている、森本県議の事務所に立ち寄り、お茶を頂く。森本事務所はいつも千客万来。きょうも大勢の方々が集まっていらした。山崎、堀野、田中の3人が常勤体制でお世話になっている。よろしくお願いして失礼した。

Cakes
長谷川摂子さん

14時過ぎの新幹線「のぞみ」で上京。
車中、熱心な支持者の方に頂いたケーキを頬張りながら、資料などを読む。

17時半、東京駅着。ただちに、国会事務所へ。きょうからMさんがお手伝いに来て下さっている。

18時、石井正弘岡山県知事が挨拶に見えた。約10分、懇談。貴重な機会。

18時半、麹町で行われた、岡山市が主催する「坪田譲治文芸賞」の授賞式に来賓として参加。
国会議員で参加したのは、日笠参議と私の2人。作者の長谷川摂子さんとともに記念撮影。
実際に声に出して読んでみて気づいたのだが、長谷川さんの作品は“読み聞かせ”に向いている。郷愁漂う、情緒深い作品群。ちなみに童話作家として著名な坪田譲治は、岡山市桑田町の出身。

19時半、竹中大臣の金融行政について、公認会計士の方からヒアリング。
これから更に勉強を進めていきたい大きな大きなテーマである。良い出会いであった。紹介をして下さったEさんに感謝。



 2/22(日)

朝8時半、事務所に出勤。田中秘書の車に乗って、児島半島へ。

9時すぎ、M地区で起きたポスター放火事件につき、関係各位にご挨拶回り。皆さんから励ましの言葉をかけて頂いた。

10時、灘崎町民マラソン大会。
開会式に出席し、短くご挨拶。参加者の皆さんと一緒に準備体操をし、約600人の参加者の方々全員のスタートを見届けて、会場を後に。式には、加藤参議、岡町長のほか、町議の皆さん、区長の皆さんが勢ぞろいされ、保護者の方々も大勢参加された。参加600名のうち、9割が小中学生。元気いっぱい。

灘崎町民マラソン大会 準備体操

11時、灘崎町周辺で、女性の会参加のお礼挨拶まわりや弔問など。

12時すぎ、秘書のうっかりミスでご迷惑をおかけした市内小売業者の方に、お詫びのご挨拶。

13時前に事務所に着き、30分あまり事務作業。

2区常任幹事会 14時、民主党2区総支部の常任幹事会。
3月7日に予定している定期大会の打ち合わせや次期執行部体制などについての協議。議論は大切だが、実行はさらに大切。機能的な新体制づくりをめざしている。これまで幹事長を務めてくださっていた田原市議がご事情により退任の意向であり、本日も所要で欠席されたため、津村が議長役を代行。約2時間。
さらに続けて、定期大会の準備会を少数で開催。詰めの協議を30分弱。

17時半、津村事務所の事務局会議。
堀野から研修旅行の成果をまとめたレポートが配られ、レクチャーあり。よく勉強し、よくまとめている。次は“津村事務所でいかに活かすか”が大きな課題。増田から新パソコン導入の報告など。津村からも、地域担当秘書の役割等について、若干のコメント。

プロフェッショナルな仕事をしていくことの厳しさ、難しさを思うとき、先輩方の胸を借りて七転八倒した、日銀での新人時代をよく思い出す。最近また、さまざまな形で当時の先輩に会うことが増えてきた。その時だけは、23歳の頃の自分に戻る。

20時過ぎ、秘書団とともに、近所で食事。一週間の中で、もっとも好きな時間の一つだ。


ご意見、ご感想、激励メッセージはこちらまで

2004/2/22-27

目次 / 2/16-21へ / 2/28-29へ