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Daily TSUMURA 代議士日記 2004年 1月20日〜23日


 1/23(金)

財金部会
連合会長と

朝7時、起床。
8時少し前に宿舎(乃木坂の青山議員宿舎)を出て、千代田線で国会議事堂前へ。

8時すぎ、民主党の財務金融部門会議に出席。
場所は衆議院第2議員会館の第1会議室。財務省の担当者(官房文書課長!)を迎え、主に財務金融委員会所属の国会議員とその秘書が内閣提出法案について勉強会。“米の臨特”など、奥の深いテーマについて議論が飛び交い、簡単には付いていけない。日銀の先輩でもある大塚耕平参議院議員らが、それぞれの視点から意見を飛ばしていた。

9時、第1議員会館で、連合の笹森会長と草野事務局長と民主党新人議員との意見交換会に出席。
約2時間、貴重な意見交換をさせて頂いた。津村からも質問。→「ひとこと

いったん国会事務所に戻り、県連の重要課題について電話でやりとりなどをしたあと、12時13分の新幹線(のぞみ)で新大阪へ。

15時、岡山出身の政治の先輩とともに、政治を志す若者と面談。
目標をどう設定するか、その目標に対して現在の自分をどう位置付けるか、という頭の体操をした上で、アンテナを高く掲げて足を使うことを勧めた。具体的な情報と情報収集のためのツール&パイプを津村の知るかぎり紹介。ちょうど2年ほど前、石田敏高さんに会って頂いた頃の自分を思い出す。

17時、岡山着。1時間ほど時間を勘違いしており、駅前の書店で時間調整。
秘書検定の問題集が目に止まり、購入してみた。秘書とは何か。。。といった基本的なところから説き起こしており、政治制度や事務所体制を考える上で見落としてはならない「世間の常識」を再確認できそう。問題集を斜め読みしながら感じたのは、秘書を雇うのが初めてのせいか、期待も遠慮もついつい過剰になっているということ。秘書のための本なので「上司」は機械的にしか出てこないが、「上司」の実力を発揮しやすくするのが秘書の役割であるのと同様、秘書の実力を発揮しやすくするのは「上司」なのだろう。そのためにも、明確な役割分担が必要のようだ。

18時半、倉敷のチボリ公園内にあるアンデルセン・ホールで「おかやま国際貢献NGOサミット10周年記念レセプション」に出席。
AMDAの菅波代表ほか、普段なかなかご挨拶できない県内の著名人の方々が多数いらっしゃり、名刺交換。一緒に記念撮影をしたのはJosefaさん、そして地元の若手。久々に英語を話しました。

おかやま国際貢献NGOサミット Josefaさんと

21時すぎ、円山の岡山事務所に帰り着き、増田秘書と食事。少しづつだが、事務所に安定感が出てきており、こんなに嬉しいことはない。



 1/22(木)

朝9時、今日初めて宿舎でYシャツのクリーニングを受け取り。生活の立ち上げが少しづつ進んでいるが、まだまだこれから。

9時20分、第2議員会館の国会事務所へ到着。本日の日程確認。

10時、経済政策レク。

11時、同じフロア(第2議員会館3F)にある大島敦代議士の事務所を訪ね、選挙戦略や地元事務所の組み立てについて、アドバイスを頂く。党大会で隣の席に座った際、雑談の中でいろいろなアイデアを披露して下さり、感銘を受けた。早速、山崎を連れてより詳しいお話を聞きに伺った次第。
大島代議士はご多忙の中、1時間近くも時間を取って下さり、様々な広報グッズを示しながら、具体的な工夫やヒントを教えて下さった。鉄鋼マン、生保マンとしての経験を活かし、マーケティングの発想で、選挙を楽しく組み立てる大島代議士のお話に、山崎ともども“目から鱗”。さすがに企業秘密そのものなので、この場で詳しくご紹介できないのが残念だが、岡山2区でもドンドン実践していくので、乞うご期待!加藤君

12時、国会事務所。
IT環境の整備に時間を取られる。期待の中で無線LANを導入したが、なかなか快適な使用環境にならず、時間ばかりが過ぎていく。昨日から助っ人で登場してくれた加藤君には本当に頭が下がる思い。神田も、残業を続けながら奮闘中。

13時45分、代議士会。今日の本会議の流れを説明。

14時、本会議。昨日の続きで各党から4人が代表質問に立った。
民主党からは武正代議士、公明党からは神崎代表、共産党からは志位委員長、そして小党ながら各党の配慮で時間を与えられた社民党からは横光代議士。それぞれ役者ぞろいだったが、質問内容がイラク問題等の特定分野に集中したこともあり、議場の雰囲気は後半にかけてダレ気味だった。トイレに行く人も跡を絶たず、欠席者も目立ち、空席がほとんどないのは野党サイドの前から数列目くらいまで。あとは空席が目立った。確かにトイレくらいは行きたくなるが、本日は我慢。17時終了。

その後、国会事務所で「代議士日記」執筆。途中、同じ中国地方の代議士が来室し、打ち合わせなど。

19時、議員会館を出て、新宿へ。

19時半、オックスフォード大学の留学仲間と食事。シンガポールから一時帰国中のMさんを囲み、S君と3人で。

その後、上京中の津村選対幹部(ダブルMさん)とともに会食をしようとしたが、既に終了済み。



 1/21(水)

午前中は、本屋めぐりなど。村越君から推薦された東大の長谷部教授(憲法)の著作を探し歩く。最後に回った衆議院院内の書店は予想を遥かを下回る小さなお店で、期待はずれ。大学の書籍部のようなものを期待していたのだが。

12時過ぎ、議員会館の国会事務所で弁当を食べながら、『政界・官庁人事録』のアンケートに回答。
選挙直前からの悩みだが、様々なアンケートが次々と舞い込み、マンパワー不足の新人議員事務所にとってはなかなか迅速な対応が難しいのが実情。特に困るのは、かなりテクニカルな議論について、誘導尋問的な質問を何枚も送ってくるケース。限られた資源の中で、何を最優先し、何をその次に持ってくるか、ホームページ等を通じてしっかりと説明し、優先順位の低いものについては対応できない場合もあることを理解してもらえるようにしたい。

12時40分過ぎ、衆議院本館2F第4控室において、民主党の「代議士会」に出席。本会議直前に必ず行われるミーティングだ。

13時、衆議院本会議。昨日行われた小泉首相の施政方針演説に対し、菅直人民主党代表、額賀福志郎自民党政調会長、松本剛明民主党ネクスト防衛庁長官の3人が代表質問。持ち時間は各35分で、それぞれの工夫で時間を残して再質問をしたり、一度に時間を使ったりしていた。トータルで3時間に及ぶ本会議。さすがに途中、議場全体にダレた空気も流れる。野次は眠気防止の意味もあるのだな、と学んだ。→「ひとこと

17時、新人議員の会(仮称)の世話人会。
2月上旬に立ち上げのための“総会”を開く方向で話が進んでいる。津村は中国・四国・九州ブロックの世話人の1人として、当面、ブロック内の会費徴収を担当することになった。

18時、代議士日記の執筆。

19時半、日銀時代の後輩だったW君が脚本・演出を担当する劇団公演『ナツヨイの恋歌』を鑑賞。
彼の作品を観るのは、何度めかだが、迫力と才気を感じ、いつも強烈な刺激を受ける。今回の作品は少し遅れて入ったこともあって、難しく感じたが、伝わるものは伝わった。日銀時代の先輩、後輩が何人かいらしていて、ご挨拶。
その後、夕食。



 1/20(火)

朝8時に青山の議員宿舎を出発。千代田線と東武線を乗り継いで、「北越谷」へ。
9時過ぎに着き、駅前のマックで時間調整。
9時半に公用車にピックされ、宮内庁埼玉鴨場へ。

今日は「思召による新年の鴨場招待」。
各会派の中で抽選で選ばれた30名弱の衆議院議員が、天皇陛下の思召という形で招かれ、鴨の捕獲や放鳥、国際鳥類標識調査への協力を行い、最後に午餐。初めての鴨の捕獲は、なかなか難しく、7回チャレンジして3羽しか取れなかった。→「ひとこと」

帰りは民主党新人の村越祐民代議士の公用車に便乗させて頂き、議員会館まで約1時間のドライブ。
日本語の国際的な普及や憲法問題への取り組み、アカデミズムとの付き合い方など、すっかり意気投合し、これからの議員活動で一緒にいい仕事をしていこうと誓い合った。有意義なひととき。

14時半、衆議院本館第16控室で、各省庁からの今国会提出法案の説明を受ける。
津村は、特に興味がある分野で、かつ時間がちょうど合った財務省と外務省の説明のみ聞いて、15時に中座。
時間の関係上、説明は短いものばかりだったが、まだイメージの湧かない国会審議について何となくヒントを得ることができた。

15時過ぎから国会事務所でデスクワーク。教育関係の請願への署名、書類の分類など。

16時半、生まれ故郷である津山市出身の大先輩と懇談。過去の政界再編への取り組みや今後の中国地方での民主党躍進の方法について意見交換。17時過ぎまで。

さらにデスクワークを続行。

20時半、近藤洋介代議士の事務所(第2議員会館の6F)で、懇談。
新人ならではの迷いごともあれば悩みもある。近藤さんは日経新聞の記者出身で、政治経済に対する問題意識では共通点も多い。また、新人同期の間での信望も厚い方で、今回も津村の取り組みや今後のアイデアについて沢山の有益なアドバイスを下さった。

22時、4Fの津村事務所に戻ったら、釜我も神田もまだ残っていた。釜我は「おかやまマニフェスト」構想の研究など。しばしリラックスして、食いっぱぐれていた夕食の代わりに、インスタントのドリア。

23時半、スタッフと赤坂ラーメンを立ち食い。
その後、24時過ぎになって帰ろうとしたら、千代田線は終電が終わってた。ワンメーターだけタクシーに乗って議員宿舎に帰り、ぐっすり寝る。


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2004/1/20-23

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