2003/11/03  毎日新聞   次へ 目次 / ホーム

全選挙区で自民党が安定 民主 1、2、5区で追い上げ

衆院選は9日の投開票に向けて激しい舌戦が展開されている。毎日新聞社は先月31日と今月1日の2日間、電話による世論調査を実施し、取材結果を総合して県内の情勢を探った。全選挙区で自民が安定した戦いを進め、民主候補は1、2、5区で追い上げ、共産候補の浸透は今一つとなっている。ただ、どの候補に投票するか決めていない有権者が約4分の1を占め、今後の選挙戦の展開次第では、情勢変化も予想される。(各選挙区の名鑑は届け出順。Wは比例代表と重複立候補。四角囲みは推薦)

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中盤情勢本社総合調査

区  逢沢氏に幅広い支持 菅氏、20〜40代で互角

安定した戦いぶりを見せる逢沢氏を、菅氏が追い上げる。

5期17年の実績を訴える逢沢氏は自民に加え、推薦を受けた公明支持層にも浸透。建設業などの支援団体も手堅くまとめ、年代・性別問わず幅広い支持を集める。

菅氏は、若い世代や無党派層の取り込みを図り、20〜40代の支持率は逢沢氏と同程度。女性や高年齢層への支持拡大がかぎとなる。

植本氏は共産票の多くをまとめる。消費税増税反対などを訴え、無党派層への浸透を図る。

菅源太郎 31 民新W NPO役員 =[み]
逢沢一郎 49 自前W 副外相   =[公][保]
植本完治 44 共新  党地区副委長


区  熊代氏、知名度で先行 津村氏、若い力訴える

3期10年の実績を前面に出す熊代氏を津村氏が追う展開。

熊代氏は自民支持層をほぼ固めている。党総裁選出馬へ動いたことから地元での始動が遅れたが、知名度が高く、無党派層の支持も集めている。

津村氏は「若い力を国会へ」と世代交代を訴え、自民支持層の一部も取り込むが、狙っている20、30代の支持が伸び悩んでいる。無党派層への浸透も今一歩。

尾崎氏は共産支持層をほぼ固め、消費税増税反対、若者の雇用確保を訴え、票の上積みを図る。

熊代昭彦 63 自前W 党政調副会長 =[公][保]
津村啓介 32 民新W [元]日銀職員
尾崎宏子 47 共新  党県委員


区  大量得票狙う平沼氏 中村、美見氏浸透に課題

8期目を目指す平沼氏が、性別・年代別を問わず支持を集めている。

平沼氏は応援のため選挙区には不在だが、陣営は「将来の総裁候補にふさわしい」大量得票を狙う。推薦を受けた公明支持層も手堅くまとめ、社民や共産、民主からも支持を得ている。

中村氏は個人のマニフェストも掲げ、地元備前市を中心に知名度向上を図るが、民主支持層にも浸透しきれていない。

美見氏は共産支持層に浸透しきれていない。他党では社民の支持が比較的高く、無党派層へ支持拡大を図る。

美見芳明 46 共新  党地区副委長 
中村徹夫 48 民新W 管弦楽団長
平沼赳夫 64 自前W [元]経産相 =[公][保]


区  橋本氏、優勢な戦い 柚木氏、他党への広がり不足

橋本氏が、高い知名度で優勢な戦いを進める。

橋本氏は自民支持層をほぼまとめ、公明にも広げる。無党派層からの支持も高い。陣営では「安泰ムード」を警戒し、元首相の実績に見合った得票に向け懸命。

柚木氏は民主支持層に支持を広げているが、他党には今一つ。無党派層からの支持も低く、若さを武器に、街頭宣伝で支持拡大を目指す。

東氏は若者の雇用拡大などを掲げて20、30代の支持を得ているが、共産支持層を固めきれていない。

東    毅 27    共新  党准県委員
柚木 道義 31  民新W 党県副代表
橋本龍太郎 66 自前  [元]首相 =[公][保]


区  組織力に勝る村田氏 秦氏、40、60代で健闘

組織力に勝る村田氏を秦氏が追い上げる。

村田氏は、前回に続き出馬した秦氏の活発な動きを警戒し、陣営を引き締める。自民支持層のほか、推薦を受けた公明をほぼまとめ、年代別では50代の支持が高い。

秦氏は選挙拠点を北部や郡部にも広げ、勢力拡大を図る。40代で村田氏を上回る支持を受け、60代でも迫る。政党別では民主支持層をほぼ固め、無党派層で高い支持を集めているのが目立つ。

木阪氏は共産支持層をまとめたが、他党や無党派層への浸透は今一つ。

木阪 清 52  共新  党地区副委長
村田吉隆 59 自前W [元]副内閣相 =[公][保]
秦 知子 37  民新W 薬剤師


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