| 2003/10/27 産経新聞 | 目次 / ホーム |
あす公示 前哨戦ヒートアップ
「政権選択」を大きな争点に、第43回衆院議員選挙が、28日公示される。小選挙区比例代表併用で行われる3度目の総選挙。前回、5つの選挙区すべてで勝利した自民に対し、民主、共産が全選挙区に候補者を擁立。また、比例代表に県関係の独自候補を持つ公明、比例代表にしぼって党の存続をかける社民も、それぞれ懸命に戦いに挑む。公示を直前に控え、各政党、陣営の前哨戦も激しさを増している。
1区 ・ 2区 ・ 3区 ・ 4区 ・ 5区
出馬予定15陣営、西へ東へ
1区
自民前職の逢沢一郎氏は、青年部に新たに20代を十数人を入れたほか、事務連絡に携帯電話のメールを使うなど、若者の取り込みを図っている。集会も連日開き、外務副大臣をアピールすることを忘れていない。
民主新人の菅源太郎氏は26日夜、全国のNPO法人の代表者3人を岡山に呼び、討論会を開催。若さをアピールし、無党派層への浸透を図る。22日には、父親である菅直人代表が来県。公示日にも応援に来ることが決まった。
共産新人の植本完治氏は、街宣活動を中心にマイクを握る毎日。26日には、高校生が主催する公開討論会に出席し、「年金の引き下げ、医療費の改悪など、国民の暮らしが粗末にされている」と訴えた。2区
自民前職の熊代昭彦氏は26日夜、応援に駆けつけた3区の平沼赳夫氏とともに街頭演説を行い、有権者に支持を訴えた。熊代氏はこのほか、地域の敬老会などにあいさつに出向くなど、着々と地盤を固める。
民主新人の津村啓介氏はこの日、地域の体育祭や労組の大会に出席するなどして、支持の拡大に懸命。事務所にかかる応援の電話も増えており、同陣営は「有権者の反応は日に日に良くなっている」と自信を示す。
共産新人の尾崎宏子氏はこの日、本番に向けた演説原稿の最終調整に専念。同陣営は「民主党と自民党の本質は同じ。これまで演説を通じて、有権者もその事を理解し始めている」と話す。3区
自民前職、平沼赳夫氏は全国遊説中。真佐子夫人が精力的にあいさつ回りを続けている。土居通明・党3区支部幹事長は「今後のことを考えると、きちんとした得票が必要」と、陣営の引き締めを図る。
民主新人、中村徹夫氏は、本部事務所を置いている備前市や和気、赤磐両郡などの東備地区を中心に、街頭宣伝活動とミニ集会で、知名度アップに懸命。
共産新人、美見芳明氏は、すでに選挙区内を三巡。都市部を中心に昼間は地元の議員らと街頭宣伝活動に専念。夜はミニ集会を開いて憲法完全実施などの政策を訴えて支持拡大に努めている。4区
14回選を目指す元首相で自民前職の橋本龍太郎氏、民主新人の柚木道義氏と、共産新人の東毅氏が挑む。
橋本氏は、解散後3度にわたり帰郷し、地域単位の後援会、支持団体に顔を出すなど元気さをアピール。解散直後からのローラー作戦など、前哨戦でも優位は動かない情勢。
柚木氏は、連合岡山傘下の労組などとの連携に力をいれ、東氏はミニ集会などで賢明に政策の違いを訴えている。また、両新人は若さを武器に連日の街宣活動で、知名度アップに取り組んだ。
「楽観ムードが敵」という橋本氏の牙城に、両新人がどこまで食い込むかが注目される。5区
立候補予定者の3人は、ともに総社市に事務所を構え、激しい前哨戦を繰り広げてきた。
自民前職の村田吉隆氏は、前回衆院選で、5区26市町村すべてにおいて過半数を得票。市部を中心に国政報告会を行い、組織の引き締めに全力をあげる。
民主新人の秦知子氏は、浅口郡や、総社、笠岡、井原など市部を中心に街頭演説。党のマニフェストで、若者や女性層に手ごたえをつかもうと懸命だ。
自民対民主の構図の中で、共産新人の木阪清氏は、「かえってやりやすくなった」(事務所)と、消費税増税反対など、「暮らしを守る」政策を街頭で訴えてきた。
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