2003/10/27  朝日新聞 目次 / ホーム

HP充実、情報満載

今回の総選挙と、3年前とがらっと変わったものに、立候補予定者のホームページ(HP)の充実がある。政治的な主張のほかに、日ごろの政治活動の報告や、趣味、生い立ちなど、きわめて幅広い情報を満載して、有権者に提供している。今度の総選挙でも、公示後はネットでの選挙運動はできない。しかし、個人HPは閉鎖されないので、投票の参考にすることはできる。


 岡山の1〜5区の小選挙区に立候補を予定している自民前職5人は、すべてHPがある。4区の前職は、国会報告のほかに、趣味のギャラリーを開設、ネパールやカナダ、南アフリカなどで撮った自然や動物の写真を公開している。
 後援会活動に情報技術を導入するのが早かったのは、1区の前職。国会報告はいち早くファクスの同送通信で送り、いまではメールマガジンで、リアルタイムの情報を流している。HPには自分の赤ちゃんのときや学生時代の写真も。
 5区の前職のHPは、9月末にできたばかり。「遅くなりましたが、工夫はしました。HPから、井原市が発祥の地の『中国地方の子守唄』が聞けますよ」と、陣営はPRする。
 民主の新顔も、県選出参院議員のHPに間借りしている3区の新顔以外は、自分のHPをもっている。マニフェストを宣伝するほか、事務所を手伝ってもらえるボランティアや、カンパも、HP上で募集している。5区の新顔はほぼ毎日日記をつづり、活動報告にしている。
 各区にすべて候補者をたてることにしている共産党県委員会は「総選挙の立候補予定者の個人HPはつくっていない」といっている。
 インターネットの利用者は5千万人を超えた。街頭演説や集会では伝えきれない候補者の横顔を紹介するのに、HPは便利だ。「候補者間のひぼう中傷が横行する」という意見もあって、今回は見送られたインターネットでの選挙運動は、次回は実現するだろうか。


2003/10/27目次 / ホーム