2003/10/27  毎日新聞 目次 / ホーム

あす公示 意気込む15陣営
立候補予定者 前哨戦で手応えあり

衆院選はあす28日公示され、来月9日の投票に向けた選挙戦が始まる。県内5選挙区に立候補を予定している自民前職5人、民主と共産の新人5人ずつの計15陣営は公示前最後の休日の26日、繁華街などで支持を訴えたり、集会を開いたりして前哨戦に熱が入った。本番に向け各陣営の責任者らに意気込みを聞いた。

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 6期目を目指す自民前職の逢沢一郎氏(49)の更井正人事務長は「5期17年の実績や『国益を守る』政治姿勢を訴え、地盤固めをしてきた。今後は後援会が中心になってさらに輪を広げ、最低でも10万票は上回りたい」と意気込む。
 マニフェスト(政権公約)を掲げ支持を呼びかける民主新人、菅源太郎氏(30)の草苅隆幸選対事務局長は「対立軸ははっきりしている。訴えは浸透してきたので、最後まで走り抜き、小選挙区での議席獲得と政権交代を目指す」。
 「自民も民主も方向性は同じ」と主張する共産新人の植本完治氏(44)。森脇久紀選対本部長は「消費税率アップ反対などの訴えは反応が良く、手応えを感じる。広い層に、21世紀の日本のあるべき姿を提示したい」と力強く話す。

 4選を目指す自民前職、熊代昭彦氏(63)は小学校区単位の30〜100人規模の国政報告会を50回以上こなした。磯村博事務長は「新人の追い上げもあり、差は開いていない」。後援会組織をフル動員し、3期10年の実績を前面に臨む。
 昨夏から街頭演説などで知名度アップを図ってきた民主新人、津村啓介氏(32)。22日の1区との合同決起集会に2000人を集め、江田洋一事務長は「手応え十分。マニフェスト実現を訴え、世代交代を」と、8万票を目標に据える。
 共産新人、尾崎宏子氏(47)は消費税増税反対と自衛隊イラク派遣反対、さらに若者の雇用確保を訴えてきた。山崎晶弘事務所長は「切実な問題だけに、反応が良い。街頭演説や小集会を重ね、過去最高の得票を目指す」と話す。

 8期目を目指す自民前職、平沼赳夫氏(64)の土居通明支部幹事長は「『次期総裁候補にふさわしい票を』との意気込みが、各選対から伝わってきている」。選挙区入りは公示日のみだが、「13万票に乗せ、いい姿で勝たせたい」と話す。
 民主新人の中村徹夫氏(48)の広報担当で党3区総支部の木下素典幹事長は「ここに来て知名度もようやく上がり、手応えも徐々に感じてきた。限られた時間の中で名前を売り込み、一人でも多くの人に政策を聞いてもらう」と語る。
 共産新人の美見芳明氏(46)の谷岡弘章総括責任者は「小泉内閣は、まじめに頑張る中小企業をいじめ、医療改悪で国民に重い負担をかけている」と指摘。「『政治を変えたい』という国民に対して、支持を訴えていきたい」と話す。

 14回連続の当選を目指す自民前職の橋本龍太郎氏(66)の後援会幹部らは「『国民のために必要』と、信念を持った発言が抵抗勢力代表のように言われ、厳しい選挙だ。まずは当選することが目標」と、陣営内の引き締めを図っている。
 民主新人の柚木道義氏(31)陣営は「橋本氏のこれまでの功績には敬意を表すが、今後の県や倉敷のためには若い力が必要」と訴える。党4区選挙対策本部の東敬理事務長は「政権交代、世代交代を象徴する選挙にしたい」と意気込む。
 共産新人の東毅氏(27)は「主な争点は憲法と消費税」と主張。藤浪四郎・党4区選挙対策本部責任者は「憲法九条改悪と増税の阻止をまず訴える。若者の雇用問題で、政府と大企業に責任を取らせる政策もアピールしたい」と話す。

 5選を狙う自民前職、村田吉隆氏(59)は公示までに26会場で国政報告会を開催。北山崇史事務局長は「地域のため頑張ってきた実績を前面に一致団結して戦う。民主の新人は前回に続く出馬であり、情勢は厳しい」と引き締める。
 民主新人の秦知子氏(37)の湯川憲比古事務局長は「前回選から3年4カ月、地道に頑張り、保守色の強い郡部でも人脈ができてきた」。「世論調査では、誰に投票するか未定の人が多いので、街頭演説で強い印象を与えたい」と意気込む。
 共産新人の木阪清氏(52)の国末吉夫選対責任者は「国民の苦しみがなぜ生じたのかを説明し、党の政策に理解を求めたい」。自民、民主ともに「財界のひも付き」と批判し、「憲法と消費税の問題を中心に街頭で訴える」と話す。


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