| 2008/03/02 民主党改革のあゆみ (14) 自民党のアンチテーゼとしての民主党(2)プロジェクトの組み立て方 | 目次 / 津村啓介ホーム |
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今、力を入れている仕事 (3)
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第14回
自民党のアンチテーゼとしての民主党(2)プロジェクトの組み立て方
その中で、民主党というプロジェクトはどういう風に組み立てていくのか。
まず「自民党は今どうなっているんだよ」となるわけです。自民党について記述することから始めるわけです。私たちが自民党をどう記述しているかといえば、例えば「年功序列の政党だ」「当選回数がすべての政党だ」「世襲議員が多い政党だ」「連続的に政権を担当しているために、大胆な政策ができない」「公約が曖昧だ」「現実的過ぎるというか、夢がない」「金権的な、あるいは派閥の連立政権だ」。こういう風に私たちは、自民党のことを見ているわけです。あるいは、もしかしたら、私たちは、世論をそう分析しているわけです。
それを裏返して、それに対して民主党というものをアピールするにはどうすればいいか。
年功序列じゃないように若い代表を出してみたり、とにかく実力主義的に見える人事を、できることなら開かれた代表戦をしてやる。
あるいは、私たち、“大衆討議”という言葉を好んで使いますが、とにかく平場で議論をする。「密室じゃないんだ」と。これがいかに多くの誤りを生んできたか、というのもあるんですけど“大衆討議”を重視する。
次に、候補者公募。私もそれですよね。そういうことをやって「民主党からだったら誰でも議員になれるよ」「その人がそれなりに民主党に役立つ人だったら、私たちはお金のことは心配させないよ」と。
そして、マニフェスト。これは、自民党が政権政党であるが故にマニフェストを打ち出せないことを、逆手に取った戦略です。政権政党がマニフェストを出すということは、非常に矛盾していることです。そりゃ、やろうと思えばできます。しかし、政策の非連続を自分たちから生み出すということは、レトリックとしたらやりようはあるんですけど、本質的には難しい。マニフェストというのは本来、野党にとっての武器であると思います。
さらに、私たちは「派閥では物事を決めずに、党の機関によって意思決定をしていこう」ということを言っています。例えば、地域別に議員がブロック会議をしたり、政策調査会とか国会対策委員会とか、もう人事によって決まった場所で発言をしたり。そうして、物事を全て上に上げていこうというボトムアップ式を、岡田代表時代に協力に推し進めました。私はこれにすごく反対というか、限界を感じて、今は派閥主義者になっているんですけれども。民主党は少なくとも、そういう時期がありました。
このように、下部構造のところで経済的、あるいは社会的、文化的な背景で、民主党と自民党が決定的には違わないわけです。
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