| 2008/03/01 民主党改革のあゆみ (13) 自民党のアンチテーゼとしての民主党(1)アイデンティティ | 目次 / 津村啓介ホーム |
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今、力を入れている仕事 (3)
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第13回
自民党のアンチテーゼとしての民主党(1)アイデンティティ
では、民主党というのはいったいどういう存在なのでしょうか。
私は、民主党のアイデンティティは、あくまでも“自民党のアンチテーゼである”という、この1点に尽きると思っています。もちろん、生活者、消費者、勤労者の立場から政策をパッケージしている政党であるのは間違いないですけれど。あくまでも、自民党という影があって、自民党がそうでないという前提で立論しているわけです。私たちは、自然発生的にそういう思いをできた政党ではないと、私は思っています。
逆説的に言えば、自民党がなければ民主党は存在し得ない政党だと思っています。野党が強ければ、与党は強くなるし、野党が弱ければ、与党も弱くなる、作用反作用の法則みたいなことが、この世界にはおそらく成り立っている。民主党が強くなることは自民党が強くなることだと思います。必ず、そういう結果になるんだと。そのことは、日本の政党政治を強くすることであって、民主主義を強くすることだと思います。ですから、私は民主党員ですけれども、国民的な意識というか日本の国のために、民主党を強くすることが役に立つと思うので、民主党の立場でがんばる、という整理をしています。
よく“寄せ集め”ということが、民主党に対する最大の批判として言われます。それは当然のことをトートロジック?に言っているだけです。むしろ民主党は“寄せ集め”でなければならない、と思います。なぜなら、繰り返しになりますが、民主党は自民党へのアンチテーゼとして生まれた政党ですし、そこにこそ民主党のアイデンティティがあるからです。民主党は、反自民的なものは、すべて糾合するべきだと思います。そうでなければ、ダイナミズムは生まれないでしょう。私は、この定義によって、民主党が純化路線をとるというのは間違っていると思います。
さらに言えば、この民主党というプロジェクトが、小選挙区制を94年改革で導入した、政党交付金を導入した、ということも、所詮は歴史的な1つの事実でしかありません。皆さん、相対的に捉えてほしいんですが、たまたま94年にさまざまな事情で小選挙区制を導入し、政党交付金という制度を作った。そのことの、いわば理論的な帰結として、二大政党制に向かいつつある。比較的、当然というか、自然の流れです。
その、さらに当然の帰結として、反自民、アンチ自民党という政党ができていく。名前なんかどうでもいいんです。これも、もう仕掛けられた話であって、新進党がダメになったから名前を変えて民主党になっているだけの話で、民主党がダメになっても、いつかまた、○○党ができるに決まっています。この制度を変えない限り決まっていて、たまたま、今は民主党というプロジェクトでみんな多少盛り上がっている、という、それだけの話だと思います。
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