| 2008/02/14 民主党改革のあゆみ (8) 一歩を踏み出した理由 | 目次 / 津村啓介ホーム |
| (1) あいさつ・民主党のイメージ (2)
今、力を入れている仕事 (3)
“政治家は、その出自に規定される” (4) オックスフォード留学 (5) イギリスの政治との接点 (6) 政治家への目覚め (7) 4つの選択肢 (8) 一歩を踏み出した理由 (9) 政党交付金制度の意義・“政治改革第一世代”の自負 (10) 二大政党制は“手段” (11) 官僚への権力の偏在・二大政党制が官僚機構を正す (12) 二大政党制の日英比較 (13) 自民党のアンチテーゼとしての民主党 [1]アイデンティティ (14) 自民党のアンチテーゼとしての民主党 [2]プロジェクトの組み立て方 (15) 自民党のアンチテーゼとしての民主党 [3]トヨタと日産 (16) 強力なリーダーの不在 (17) リーダーたちの変遷 [菅時代・岡田時代] (18) リーダーたちの変遷 [前原時代] (19) リーダーたちの変遷 [過去最強の小沢時代] (20) 学生の皆さんへメッセージ |
第8回
一歩を踏み出した理由
民主党の衆議院選挙候補者公募に応募しようと思った理由は2つありました。1つは、「選挙に出よう」と腹をくくったんだから、どうせなら大きな舞台の方がいい、という気持ちです。
もう1つは、前に述べた“政治家はその出自に規定される”ということに関係します。
私は今、2008年秋の岡山県知事選挙や何やかやに、きちんと声はかかりませんけれど、「そういう進路もあるよ。若いうちに大きな仕事を地元でやって、将来はまた国で第一線をめざす方法もある」なんてことを言われることがあります。けれども、私の場合、親が転勤族で、大阪、名古屋、東京を転々と引っ越して育った人間というのは、ある特定の地域だけのために働きたいという発想にはなかなかならないんです。
もちろん、頭ではいろいろ考えます。例えば、今、岡山県でいろんな人にお世話になって、国会に送って頂いていて、(その岡山県に何か恩返しがしたい)っていう気持ちはハッキリとあるんです。けれどもやはり、これまでの人生で、自分のことを“○○県人”という風に思う機会よりも、“日本人”と思うことのほうが多かった。一つの都道府県にずっと住んでいたわけはないから、どうしても県よりも国のほうに帰属意識を持つんです。
今日の講義を聞いて下さっている皆さんの中には、北海道で生まれ育ち、ずっと北海道で過ごしてきたという方も多いと思います。そういう生まれとか育ちっていうのは、その人、その人によって違うと思うんです。どっちがいいとかいう話じゃない。
地方自治も大切です。ただ、私自身は、たまたま数年間だけ住んだからと言って、例えば中野区のために一生を捧げたい・・・という気持ちにはなれない。政治家になるためのステップとしてだったら、中野区議選っていうのは考えることも出来たかも知れないけれども、そこには何か嘘があると思いました。自分の出自を振り返ってみたとき、自分の“下部構造”として中野区は one of them だなって思ったんです。そう気持ちを整理して、“やっぱり国政だ。ダメかも知れないけど、挑戦してみよう”と決意しました。
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