| 2008/02/11 民主党改革のあゆみ (5) イギリスの政治との接点 | 目次 / 津村啓介ホーム |
| (1) あいさつ・民主党のイメージ (2)
今、力を入れている仕事 (3)
“政治家は、その出自に規定される” (4) オックスフォード留学 (5) イギリスの政治との接点 (6) 政治家への目覚め (7) 4つの選択肢 (8) 一歩を踏み出した理由 (9) 政党交付金制度の意義・“政治改革第一世代”の自負 (10) 二大政党制は“手段” (11) 官僚への権力の偏在・二大政党制が官僚機構を正す (12) 二大政党制の日英比較 (13) 自民党のアンチテーゼとしての民主党 [1]アイデンティティ (14) 自民党のアンチテーゼとしての民主党 [2]プロジェクトの組み立て方 (15) 自民党のアンチテーゼとしての民主党 [3]トヨタと日産 (16) 強力なリーダーの不在 (17) リーダーたちの変遷 [菅時代・岡田時代] (18) リーダーたちの変遷 [前原時代] (19) リーダーたちの変遷 [過去最強の小沢時代] (20) 学生の皆さんへメッセージ |
第5回
イギリスの政治との接点
しかし、(これじゃ英語はうまくならない)という危機感を抱いて、生粋のイギリス英語を勉強するためにどうしようかと考えました。その時に、ちょっと工夫をしたんですね。。。実は、イギリスの保守党のクラブに入ったんです。
(ブリティッシュ・ポリティクスのサークルに入れば、イギリス人しかいないんじゃないかな)と思ったのが動機の半分。もう半分は、政治学の勉強をしていましたから、純粋な興味でした。OXFORD UNIVERSITY CONSERVATIVE ASSOSIATION を略してOUCA(オウカ)といいました。今、北大に民青とかあるのかわかりませんが、あれの保守党版です。
当然みんな、ビックリですよ。本当にアンダーグラジュエート(学部生)のイギリス人、生粋のイギリス人しかいないところに入れてもらうのは、結構大変でした。「なんでお前みたいな日本人が、イギリス政治のサークルに入って来るんだ」と言われて。スパイみたいな感じです。何のために英語も喋れない日本人が来るんだっていうことになったんですね。
一応、口実はありました。当時、“SAVE THE POUNDS”といってEUの通貨統合、つまりユーロに加盟しないというのが、2001年総選挙での保守党の大きなスローガンでした。“SAVE THE POUNDS、ポンドを守れ”。つまり、“自分たちはポンドで行くんだ”と。そこで私は「僕は日本のセントラル・バンカーで、通貨問題の専門家だ」「保守党の理論武装を手伝いたい」という風におおものを言ったんです。実際には、入ってもそんな高尚な話は全然できないし、みんなもしないんですけど・・・。
OUCAの活動というのは、毎週のようにロンドンから国会議員を呼んで、話を聞くというものでした。毎週イギリスのそこそこ有名な政治家の話を聞きました。保守党は野党ですから、“影の内閣のナントカ大臣”という人が多かったですけれど・・・。私は、自分へのノルマとして、毎週必ず1つ以上は質問をするようにしていました。僕のレベルだと、事前に一生懸命下調べしておかないと英語での質問などできません。結構大変でした。
そうこうするうちに、日本の政治家よりも先に、イギリスの政治家に親しみというか馴染みを持つようになりました。当時の保守党党首ウィリアム・ヘイグに質問をしたのは、いい思い出です。イングランド銀行の独立性の評価について聞きましたが、「あれは良い政策だ。自分たちが政権を取っても政策変更はしない」という答えでした。関係ありませんが、この頃、オックスフォード大学を訪ねてきた皇太子殿下、あとジョン・ボン・ジョビとも話す機会がありました。なかなか活発な留学生だったんです。卒業直前の5月にイギリスの総選挙があり、ポスティングとか選挙活動も、ほんのちょっと経験しました。
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