2008/02/09  民主党改革のあゆみ (3) “政治家は、その出自に規定される” 目次 / 津村啓介ホーム

北海道大学 遠藤ゼミ 特別講演 「民主党改革のあゆみ」 全20回

(1) あいさつ・民主党のイメージ (2) 今、力を入れている仕事 (3) “政治家は、その出自に規定される”
(4) オックスフォード留学 (5) イギリスの政治との接点 (6) 政治家への目覚め (7) 4つの選択肢
(8) 一歩を踏み出した理由 (9) 政党交付金制度の意義・“政治改革第一世代”の自負
(10) 二大政党制は“手段” (11) 官僚への権力の偏在・二大政党制が官僚機構を正す
(12) 二大政党制の日英比較 (13) 自民党のアンチテーゼとしての民主党 [1]アイデンティティ
(14) 自民党のアンチテーゼとしての民主党 [2]プロジェクトの組み立て方
(15) 自民党のアンチテーゼとしての民主党 [3]トヨタと日産 (16) 強力なリーダーの不在 
(17) リーダーたちの変遷 [菅時代・岡田時代] (18) リーダーたちの変遷 [前原時代]
(19) リーダーたちの変遷 [過去最強の小沢時代] (20) 学生の皆さんへメッセージ

第3回

“政治家は、その出自に規定される”

皆さん、政治家を見るときには、その人の経歴、出自をよく見極めてください。

“下部構造が上部構造を規定する”というのはマルクス経済学だったでしょうか。くだいて言えば、「実体経済のありようが、政治や、国家や、人間の意識のありようを左右する」という大きな命題があると思います。私はこの命題は、個々の人間にも、個々の政党にも当てはまることだと思っています。民主党という政党の下部構造は一体どうなっているか、つまり、経済的にどういうところに立脚しているか、というところに注目しなければいけないと思います。当然、日本という国の政治のありようも、そうです。

私という政治家を知っていただくには、生い立ちを知っていただく必要があります。

私自身はどういう人間なのか。

父親は、日本生命という生命保険会社のサラリーマンでした。母親は専業主婦です。生命保険会社というのは転勤が多く、大阪、名古屋、東京と転々としました。そういう意味では、いわゆる地盤もないし、看板=知名度もないし、カバン=資産もない人間です。親から継ぐものもなく、コネもない、普通の大学生として就職活動をしました。
 
日銀に進んだのは、私も実は政治学科の出身だったので、行政や政治に興味があったからです。そして、日本は経済大国だから、経済関係の行政に行けば世界的な仕事ができるんじゃないかと思っていたわけです。日本が強いフィールドで、日本の強みを活かして、世界に貢献できる仕事がしたい。この思いが私の社会人としての原点でした。


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