| 2006年1月7日 | 号外目次 / 津村啓介ホーム |
御礼
あけましておめでとうございます。
本日は、三連休の初日にもかかわらず、多数の皆さまにお集まりいただき、ありがとうございます。政治家として、このような新春の集いを開き、日頃よりお支えいただいている方々と初春の慶びを交歓できることは、本当にありがたく、また光栄なことです。
政治を志してから4年足らず、衆議院議員となってから2年余り、率直に言って、この種のパーティーは自分とは縁遠いものと思いながら、過ごしてきました。今日もお越しいただいている江田五月参議院議員や、石井知事、萩原前市長ほかのパーティーに出席するたび、自分との力の差を感じ、自分自身のパーティーを開催することに尻ごみをしてきました。
そんな私に、勇気を与えてくれたのが昨年の衆議院解散・総選挙でした。郵政民営化問題をきっかけに、全国で小泉旋風が吹き荒れ、ここ岡山2区も小泉劇場の舞台となりました。前代議士と前市長の“ドラマティック”な人間模様がワイドショーを独占する中で、代議士としての本分である、悲願の“小選挙区勝利”を果たすことができたのは、ひとえにここにお集まりの皆さんをはじめとする支援者の方々の、熱い熱いお支えの賜物です。今日のパーティーは、新春の集いであると同時に、その御礼を申し上げるために設定いたしました。ここに改めて、心からお礼を申し上げたいと思います。ありがとうございました。本当にありがとうございました。
小泉政権との対決
私は、代議士に初当選した2年前、お手紙に「風に流されず、日本の国益を自分の言葉で語る、ぶれない政治家でありたい」と書きました。色紙を頼まれると、私はよく「初志貫徹」とか「初心忘るるべからず」と書きますが、これが政治家としての私の初心です。
いま、小泉政権のもとで、日本の国益が大いに損なわれています。
小泉政権は、今年で発足から満5年を迎えました。この5年間で、わが国日本は、どう変わったか。不良債権問題の処理が進んだことは、小泉政権の功績として率直に認めたいと思います。その結果、企業収益は、大企業を中心にバブル期を超える水準にまで回復しました。新しい会社が次々と誕生し、ヒルズ族と呼ばれるような元気のいい若者たちが活躍の場を得たことは、1人の個人として、また同世代として、本当に痛快です。しかし、“勝ち組”のかげには“負け組”がいます。日本は戦後、勤勉な国民性、高い教育水準、そして技術力を背景に世界がうらやむ高度経済成長を実現してきましたが、その前提となっていたのは「一億総中流」といわれる、包容力の豊かな社会のしくみだったと思います。家族、地域社会、そして象徴天皇制を根幹とする国家という日本の伝統的価値が、日本の繁栄をきずきました。しかしいま、“勝ち組”“負け組”の二極化が急速に進んだことで、日本の良き伝統、価値、個性が失われ、日本は「普通の国」というよりも「平凡な国」になろうとしています。治安の良かった日本、教育水準の高かった日本、働きやすい環境のもとで国民が勤勉に働く日本、日米同盟を基軸としつつもアジア外交を重視し近隣諸国との友好関係を大切にしてきた日本が地球上から消えてなくなろうとしています。日本の国民のために、そしてアジアや世界の市民のために、これは断じて許されないことです。巨大与党のもとで、さらに二極化が進んでいく現状を私たちは変革しなければなりません。日本人が持っている力を、存分に発揮し、世界から尊敬される日本を取り戻すためには、日本社会を力強く再生しなければならないと思います。
二大政党制の重要性
日本社会を再生するために欠かせないのが、二大政党制の実現です。政権交代の現実味、リアリティが高まれば、政治の世界に緊張感が生まれ、ダイナミックな改革が可能になります。競争社会の中でこそ、革新、イノベーションが生まれる。この点は、政治も企業経営も同じはずです。自民党のライバルである、わが民主党をもっともっと強くすることが、この厳しい選挙で小選挙区から国会に送っていただいた私の使命だと心得ています。
いま、民主党前原代表のもとで、国会対策の副委員長を務めています。また、役員室のスタッフとして、広報戦略とマスコミ対策を担当しています。小泉政権との対立軸を明確に示し、党の団結力を高めること。そしてそのことを国民の皆さんにしっかりアピールすること。そのための2つのポジションを兼務しているわけです。今年は、この仕事に全力を注ぎます。どうか力を貸してください。
民主党改革
党改革は、地元岡山でも、大きな課題です。
私は、年頭の記者会見で「無所属議員との連携強化」を今年の目標として掲げました。国政レベルでの二大政党制を実現するためには、政策の質、クオリティだけではなく、政策を実現する力、リアリティが必要だと痛感しています。現在の圧倒的少数の民主党議員だけでは、十分なリアリティを生むことができません。保守、革新を問わず、無所属議員の皆さんと何でも言い合える信頼関係を築いていきたいと思います。
そして、このことは市町村、県政の問題だけではありません。今や国政レベルでも、高い志を持った無所属議員がいらっしゃいます。全選挙区に民主党公認候補を擁立すべきかどうかといった選挙戦略のありかたを含め、無所属議員の方々との連携のありかたについて、江田、柚木両議員をはじめとする民主党岡山県連の皆さんとともに研究していきます。
もう1つの課題は、「地方自治体の皆さんとの連携」です。昨年、ここ岡山2区では3人の新しい市長が誕生しました。高谷岡山市長、黒田玉野市長、立岡瀬戸内市長は、いずれも高い見識と豊富な経験を合わせ持った人生の大先輩でいらっしゃいます。日本のため、地域のため、「是は是、非は非」と“何でも言い合える”信頼関係を築き、地域の活動については超党派で取り組んでいきたいと思っています。岡山の民主党はもっともっと開かれた組織であるべきだというのが私の信念です。
政治家としての夢
最後に、私の政治家としての夢をひとつ語って、終わります。
それは日本を、ロンドンやNYとならぶ世界の三大金融中心地の1つにすることです。健全な財政を取り戻し、規制を緩和し、もっともっと日本人が英語を話せるようになれば、それは可能です。古き良き伝統を持つイギリスが、産業革命の栄光を失い、苦しい戦争をくぐりぬけた今も、世界から尊敬されヒト、モノ、カネ、情報が集まる世界の一流国である秘訣は、シティと呼ばれる世界一の金融街を持っているからです。地球は24時間で回っており、人間は8時間働くことになっています。世界には3つのセンターが必要であり、アジアのセンターが求められています。
おわりに
思いの大きさ、強さの一方で、まだまだ力不足の自分に戸惑う毎日です。どうか力を貸して下さい。今日は予想を遥か上回るこんなに多くの皆さまにお集まりいただき、新年に当たって大きな力を与えていただきました。本当にありがとうございます。以 上
| 2006/01/07 新春の集いでの挨拶 | 号外目次 / 津村啓介ホーム |