| 2005/06/06 国会議員になるまで (2) | 号外目次 / 津村啓介ホーム |
| (1)日本銀行 (2)英国留学 (3)江田五月さんとの出会い (4)家族の反対 (5)イギリスの公募制度 (6)岡山と私 (7)候補者時代 (8)新しいタイプの政治家をめざして (9)ポスター貼り (10)周囲の支え (11)労働組合との関わり (12)代議士になって感じること (13)候補者のフトコロ事情 (14)政治家の役割 (15)後輩へのメッセージ ラスト! |
(2) 英国留学
凾の有名な木村剛さんも日銀のOBですよね。影響されましたか?
木村剛さんは、ちょうど10歳先輩ですね。木村さんのほかにも、外で活躍される方がどんどん増えていきました。それから、今思うと少し面白いのですが、小泉さんの登場が、私が政治を志す上で大きな意味を持っていたと思います。
「加藤の乱」はちょうど私の留学時代でした。留学時代は、英語が上手く喋れないので、テスト前とかはカレッジの自分の部屋に引きこもっていたんですね。そして英語の本ばかり読んでいると嫌になってしまうので、ついついインターネットで日本のニュースをチェックしてしまう。そうしたら「加藤の乱」が起きて、しばらくニュースに釘付けになってしまいました。そのせいかな。冬の試験は追試になってしまいました(笑)。
外国にいるからこそ、自分の国を思うっていうのがあったと思います。それで日本に帰ったら、もう一回、政治への志を形にしてみたいと思いました。
留学先では、周囲はみんなステップアップのために留学をしているわけです。勉強しながらも、常に将来の仕事について夢を語ったり、どこか就職先を探しながら留学している学生が多いんですね。なので、刺激を受けやすい環境にありました。
それから、イギリスの総選挙がその時期にあったんです。興味が湧いたので、政党のスタッフになって、チラシ配りを手伝いました。それから演説会にも行きました。
ある時、私の留学先のオックスフォード大学で野党である保守党の演説会があり、36歳の首相候補、保守党のウィリアム・ヘイグ党首に手を挙げて直接質問できる機会がありました。私は日銀の職員でしたから、当時のイギリス総選挙の争点だった欧州通貨ユーロの問題とか、イングランド銀行の独立性の問題について、たどたどしい英語で質問をしてみたんです。投票権のない外国人の質問なので答えはあまり期待していなかったんですが、ヘイグ党首は本当に誠実に答えてくれました。私は、それまで政治に親しみを持つ経験がありませんでしたが、留学時代にこうした経験を通じて、政治は身近なものだし、そうあるべきだという感じを強く持ちました。
ただ、日本に帰ってからは政治に関心を持ち続けてはいましたが、政治家になるというのは、やはりリアリティに乏しかったです。なかなか腹がくくれませんでした。そんなエネルギーが自分の中でたまっていたところに、民主党の候補者公募の記事が出ました。「これだ!」と思いましたね。
― 本稿は、雑誌インタビューを津村事務所の責任で加筆編集したものです。 ―
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