| 2005/1/23 国政報告 | 号外目次 / 津村啓介ホーム |
『 津村啓介 政治を語る 』
0.はじめに
(1)国政の役割
・ 地方分権、道州制
(2)日本の2つの“夢”
・ 平和な経済大国
・ ポスト少子高齢化
1.活動報告
(1)財務金融委員会 〜 日本経済の再生
・ ゼロ金利政策の「出口」
・ 公的資金新法への対案
・ ペイオフの解禁
(2)安全保障委員会 〜 日本外交の自立
・ 北方領土、尖閣諸島
・ 『総合安全保障』
・ ODAの見直し
(3)特に取り組んだ政策課題
・ 年金問題をめぐる国会審議
・ 台風被災後の対応(激甚指定の早期化、消防防災無線)
・ 皇太子のご発言
2.これからの課題
(1)政策
・ 財政健全化 〜 日本の財政を立て直す
・ 国連常任理事国入り 〜 国連改革に積極的に参加する
・ 「おかやまマニフェスト」
(2)政治姿勢
・ 国会議員とは何か
・ ホームページ
・ 国政の二大政党化、緩やかな連帯
司会
この会は、性格といたしましては、ミニ後援会であり座談会風であり、そしてお互いの学習会。そんな会ができたらなぁと考えております。
これからもこのような会を出来たら続けていきたいと考えておりますので、そのための「打ち立ての会」のようなものになりますので、「もっとこういう会にしたい」「ああいう会にしたい」というようなことも、どうぞ皆さん仰って頂ければと思います。日ごろ鋭いそういう意識を持ちながらも、出来れば持続した緩やかな運動をしていきたいと考えておりますので、その意味でも、今回は有意義な会になると思います。皆さん一緒にお互い語ったり、笑ったり、聞いたりしていきましょう。
津村
よろしくお願いします。
司会
それでは、早速、週刊誌「女性セブン」では「イケメン独身議員」という紹介をされていましたが、本当にフレッシュな議員、津村啓介さんをご紹介申し上げます。
津村
皆さん、おはようございます。ご紹介頂きました、衆議院議員の津村啓介です。
今日こういうですね、自分の後援会もまだ出来ておらず、小さい後援会を少しずつ作りながらという話で進めているんですけれども、こういう風に皆さんと膝を交えてお話しする機会というのはまだまだ少ないものですから、今日はレジュメみたいなものを作って、話の焦点がボヤけないように書いてみました。
ここに「活動報告45分、質疑45分」と書いてあります。私も一年仕事をしてきましたから、少し思いをこめてですね、きちんとご報告はしようと思うのですが、そうは言っても、今お話があったように皆さんからまさに“私たちの声を国会に届けよう!”という趣旨でもありますし、皆さんがどういうことをお考えになっているのか私もぜひ聞いて帰りたいので、場合によっては45分よりも少し短く終わるかもしれません。ちょっと話してみないと分かりませんが。それでは早速入っていきたいと思います。
レジュメの一番最初に「国政の役割」と書いたのですが、また、下のほうに書いてある「国会議員とは何か」ということとも重なると思うのですが、一年半やってみて、最初はですね、私は乗り物に大変弱いものですから、国会議員というのは毎週2往復ぐらいするんですね、平均すると。国会と東京を。来週も水曜日に一回また岡山に帰ってきて、またこっちに帰ってきますけど。その移動時間というのは、ホントに無駄だなと最初は思っていましたし、実際疲れるしということを最初は思っていました。
ですけれども、実際一年間やってみて特に一番感じるのは、霞ヶ関のお役人と話している時に、専門知識は彼らの方が圧倒的に詳しいです、それは仕事をずっとやってますから。ただ、彼らに対して質問をしたり、あるいは、議論を挑むときに何を根拠に議論をするかというと、やっぱり「地元の皆さんがこう言ってますよ」、「こないだこういう質問が出て私は答えられなかったけど、あなたならどう答えるのですか」という風に役人に聞くとですね、彼らもそこでたじろぐわけですよね。「そんな質問は受けたことがない」「考えたこともなかった」いうことで。結局まさにこういう場ですけれども、皆さんから意見や質問を受けて恐らく私は今日これから質疑の中で答えられない質問もあると思うんですよ。そういうことを新幹線に乗ってその質問自体を運んで、霞が関の役人であったり、与党の自民党の政治家さんであったり、あるいは、党内の議論にしていく。まさしくその移動時間というのは、私の、というか議員が議員である一番貴重な象徴なんだな、ということを最近感じています。
ちょっと抽象的なことから言いましたけれども、今日は下市さんを支えていらっしゃる皆さんが今日沢山いらっしゃっているわけですけれども、政治というのは、毎年のように沢山選挙があってね。知事選がこないだありましたし、今日は倉敷市の市議会議員選挙に仲間が立候補していて投票日ですが、毎年のように二つも三つも選挙があって、本当にまぁ、政治というのはコストがかかる、面倒な、なんか成果がよく見えない。ともすれば鬱陶しいもので、だからこそ投票率も低いのかもしれません。だからこそ議員の数を減らそうとか、合併して議員を減らそう、市議会議員も減らそうという話もありますし、国会議員を減らせという話もあります。
実際、そうやって民間企業でもリストラが沢山あるし、企業の倒産が沢山ある中で、国会議員も決して自分たちの仕事がのんびりできるもんじゃないということは、常に緊張感を持ってやらなければならない。ここはしっかりと地方議員の仕事、あるいは国会議員の仕事というものをきっちり理解して、自分たちの仕事というものをハッキリさせながら仕事をしないといけないなと最近特に思っています。同じような選挙活動をやっているんですけどね。でも、取り組んでいる仕事というのは違って、だからこそ今からするお話も下市さんが普段されている話と同じ部分もあるけれども、違う部分も沢山あると思います。
地方分権とか道州制ということを書いたんですけれども、これからどんどん、もう国も1千兆円の借金ですから、特殊法人も含めると。国だけで400兆円くらい。地方を合わせると700兆円。で、特殊法人とかそういうのを全部集めると1千兆円の借金があって1億人しか日本人はいないわけですから、一人当たり1千万円の借金を抱えている、と。
この国を今から立て直していくためには、これはもう霞ヶ関を大リストラをして、国家公務員の数を減らさなきゃいけないし、そして仕事を思い切って地方に、道州制とか市町村合併、岡山も3月22日でしたかね、合併しますけれども、どんどん仕事を地方に移していかなければ国の財政はもちません。そういう中で、じゃあ、国の仕事というのは、最終的にはなんなんだ、ということを突きつめると、これはアメリカなんかは合衆国ですし、ドイツなんかも連邦制ですし、他の国の例を見たら分かるんですけれども、外交や安全保障、それから通貨ですね、経済、これだけは中央の政府がやらなければできません。だけども、教育とか道路のこととか、ほとんどのことは地方政府でできるんですよね。アメリカなんかは裁判も地方でやってますからね。
そういう意味で、私は一人の国会議員として沢山の仕事はできません。一年やってみて痛感してますけれども、そんな沢山の仕事はできません。本当に国会議員がやらなければならない、国会議員でないとできない仕事だけ、新人としてまず取り組もう。そう思いましたので、私は財務金融のマクロの経済政策と、それから、この安全保障の二つの委員会に今入っています。
レジュメに「日本の二つの夢」と書いていますが、そのこともこの二つのこととかかわってきます。地域地域にいろんな夢があって、例えばこのあたりで言うと、“中四国州”の話もありました。瀬戸大橋というものをせっかく造ったのだから、あれをもっと料金を下げてね、瀬戸内という、環瀬戸内海ということで新しい文化圏を作っていこうとか、いろいろな夢が地域にあるわけですけれども、私はこの、国単位でどんな夢があるのか、政治家は夢を語らなければいけないと僕は思うのですが、二つあると思っています。
1つは、日本というのはどうやって世界から見られているのかを一回考えてみてほしいのですが、外国に行って皆さんだったら自分の国をどう紹介するか、考えてみてほしいのですが、やっぱり日本が一番変わっているのは「憲法9条」を持っていることだと思います。もちろん、その他にも色々、島国であるし、色々な文化があるということがあるのですが、国として一番変わっているのは「9条」を持っていることです。もちろん、9条のあり方については、私は一言で言うと“憲法改正論者”ですので、「憲法9条のあり方も色々と変えていかなければいけない、自衛隊はハッキリ認めるべきだ」という考えを私は持っているのですが、しかし、日本が平和主義な国で、そのことで世界の尊敬を集めて、そして被爆国として日本というのは、何かやっぱり信念を持っている、そういう尊敬のされ方をしてきたというのは、これは必ず確かなことなので、そこだけは、その精神だけはやっぱりどう変わっていこうと、たとえ憲法がどう変わっていこうと、あるいは変わるまいと、日本人は絶対に忘れてはならないと思っています。
この平和ということがあったからこそ、これだけ経済大国になって、世界で第2位の経済大国になってこの小さなちっぽけな島国が世界で第2位の経済大国になった。平和な経済大国として今日本は常任理事国に今年なるかならないか、今瀬戸際にいます。
何かアンケートがあったらしいですが、そもそも今年国連改革が進められることは決定しています。その中で「常任理事国を新しく加えるとしたらどこがいいですか?」というアンケートがあったらしいのですが、日本はダントツで1位だったらしいです。ただ、こればっかりは、反対国が1ヶ国でもあれば常任理事国の拒否権でダメですから、これは実現するかどうか分かりませんし、今中国との関係が微妙ですからどうなるか分かりませんが、日本がこれだけ世界の信望を集めているのは、平和な経済大国として、人類の憧れの国になっているからです。戦争がない、平和な、そして豊かな国を、現に私たちは実現しています。後で景気が悪いって言う話もしますけれども、しかし、50年間日本が尊敬されてきたのは、もう一回言いますが、「平和な経済大国だったから」だと思います。これは今の話。
これからの話をした時に、もう1つの夢を持たなければいけないと思っています。
ポスト少子高齢化と書いていますが、少子化・高齢化の具体的な話についてはもう話を広げませんし、あるいは後から出てくるかもしれませんが、日本ではこれから世界で最大最速の少子化・高齢化が進みます。それはなぜかというと、それは日本が敗戦国だからです。日本が戦争で負けて、その直後にベビーブームが起きた。そして、いわゆる団塊の世代というものが大きなコブとしてできたわけですよね。日本がこれだけの経済成長ができたのは「団塊の世代があったから」です。ずっと若い、若くて、そして民主主義の申し子で、民主主義の戦後教育を受けた、そして元気な団塊の世代が、大きなコブとして、ずっと若い労働力として日本経済をここまでにしてきた。
しかしこれから、この中にも、団塊の世代に当たられる方もいらっしゃると思いますけれども、これから、この団塊の世代というのが60歳になって、私の両親もそうですけどね、もう60歳になって。そして、これからは年金生活者になる、5年10年あとに。そうすると、今まで年金の保険料を払ったり、国の富、経済の担い手だった世代の人たちがこれからはリタイアしていくわけですよね。そのことがまさしく日本が世界で一番早く、人口のコブがそれだけ高齢化世代に移るわけですから、高齢化に数年のうちになるわけですから、激変にどう対応するかというのが、もう日本がこれから数年間で解決しなくてはいけない、最大の課題であるわけです。
日本というのは、少なくともアジアの中では一番最初に少子高齢化を経験しますし、諸外国を見ても日本が一番激しく落差を経験しますので、平和な経済大国であるアノ奇跡の経済成長を遂げたあの日本がどうやってこれから、どの国も経験するんですよ、少子高齢化は。その各国に先駆けてどうやってその少子高齢化を克服していくんだろうか、お手並み拝見だな、というふうに外国は見ています。中国も韓国もシンガポールも日本を注目しているわけです。
日本人は自信を失っていますから、自分たちの国というのは世界から見離されているだろうとそんな風に思う人もいると思いますし、実際に笑われている面も沢山あると思います。だけども少なくとも今、世界第2の経済大国であることは間違いないですし、世界で最も早く最も激しい少子高齢化を経験することも間違いないんです。そこをこれから5年10年でどうやって克服していくか、失敗したら笑われると思いますが、成功したらこれは新しいモデルとして“日本モデル”というものが出来てくると思います。私たち、国の政治を司る政治家というのは、そのことを強く意識しながら、しっかりとモデルを自分の頭の中で持って、「日本はこういう国でなければならない、こういう風にあってほしい」ということを常に考えながら、そのことと矛盾しない政治をやっていかないと、後世の人や、あるいは地域の皆さんに嘘がバレてしまうと思います。
では、「活動報告」に入ります。
大きな話をしましたので、「じゃあ、地道な活動としてこの1年君は何をやったの?」という風に、今私が大ごとを言いましたから、皆さん思われたと思います。私がこの1年間でやったことを、地味なことも沢山ありますが、一つ一つ時間オーバーしないようにご紹介していこうと思います。
私は二つの委員会に入っていまして、一つは財務金融委員会です。もうひとつが安全保障委員会です。これはどうやって委員会が分かれているかというと、財務金融委員会というのは、財務省と金融庁が提出した法案を審議する場所です。財務省と金融庁というのは、二つあわせて昔の大蔵省です。それから、安全保障委員会というのは防衛庁が出してきた法案を審議するところです。時々外務省のもあるんですが。ですから私がいつも質問する相手は、谷垣財務大臣と竹中さん、今は変わりましたけれども金融大臣と、それから防衛庁長官の三つ、三人の大臣と私はいつも議論をしています。
まず、「財務金融委員会」のほうから行きます。
詳しくはこの青い国政報告書(「若い力。2004」)を後でお時間がある時に見て頂けたらと思いますが、私は去年国会で質問は20回しています。回数としては多いほうなんですけれども、この20回の質問のうち、だいたい12、3回は財務金融委員会です。
私は一年生議員ですし、色んな方から色んなことを教わりながら、ヨチヨチ歩きの国会議員ですが、同じ地域の代表であることには変わりないし、この話をするとドギツイからするなと言われますけれども、お給料を見たって、私は橋本龍太郎さんと同じお給料を貰っているわけです。国会議員ですから。それは皆な同じお金を貰うわけです。それだけ、ちゃんと仕事をしないと、「私は新人ですから、ごめんなさい、できません」というのは、当たり前だけれど許されない。
だから、私はまず、自分が即戦力として出来る仕事は何かということを考えた時に、ただの8年ですけれども、日本銀行でほとんど1つの仕事をずっとやってきました。その8年間の経験を持っている国会議員はおそらく私しかいない、この分野についてはね。多少その周囲のことも分かる。だとすれば、そのことをまずやっていけば、国会議員の中で「この仕事は君だね」、そう言ってもらえるのではないか、と思ったものですから、まず最初の質問は、私の昔の上司の上司の上司にあたる、日銀総裁にしました。
その最初の質問というのは、ゼロ金利政策の「出口」と書いている質問なんですけれども、これは、今「景気が良くなった」と小泉さんは言っています。まぁ、実際、地域の景気が良くないことは皆さんよく分かってらっしゃる、私が言うことでもないんですけど、ただ、景気が中央レベルで良くなったり、あるいは、為替の関係で円が強くなったりしている、そういう中で、今、金利がゼロですよね。ゼロ金利政策ですから。もう5年ぐらい続いていますけれども。この金利がゼロであることによって、年金生活者の年金の利回りが悪くなる。今、年金の問題があれだけ深刻なのは、ゼロ金利だからですよ。生命保険を皆さんかけていらっしゃるかもしれませんけれども、生命保険もこれぜんぜん元が取れない。それから、まあ、企業は得しているんですけれどもね。お金を借りてどんどん投資ができるから。でも、最近は企業は投資なんか全然しない。いずれにしても、ゼロ金利政策というのは、これはあの、生活者というか、消費者を苦しめるだけです。特に年金が苦しむ。
これを何とかするということを、日銀もずっと考えてきました。一回速水さんはゼロ金利政策を止めたんです。覚えてらっしゃるかどうかわかんないけど。でも、すぐに残念ながらアメリカの景気が悪くなって、アメリカが風邪を引いたら日本は寝込むみたいな感じなので、それで、もう、速水さんはその後、辞めるか辞めないかという風な感じで、ゼロ金利にまた戻ったんですけれども、日本もマクロで見た、全体で見た数字が比較的良いですから、しかも、為替が、円が強くなっていますから、ここでゼロ金利政策をいずれは解除しなければならない、いずれは金利が普通の姿に戻さないと、生活者に痛みが行く、年金が破綻する。ただ、もし解除するなら、今じゃないですか?、と。そして、解除するとしたら、早めにその手を打たないと、銀行のほうの準備もありますし。
今、短期の金利の取引をする人はみんなクビにされてますし、もう金利の取引はなくなっているので、そのマーケットというか、担当者というのは、どこの銀行もクビにしちゃっているんですよね。あるいは、配置換えになっているとか。で、短資会社というのがあって、その金利の取引をするためだけの会社があるんですけれども、もうほとんど今なくなっている。統合されちゃって。そういった急に変えるといっても、政策を変えられないわけですから、日銀総裁はそういうこともきっちり考えて準備をされているのですか、というまぁ、そういう質問をしました。
福井日銀総裁という方は、大変聡明な方で、まぁ、国会答弁ではあまりいいことは言ってくれませんが、しっかり手は打ってるんですが、最初の私の質問はそういうことをしました。今年もおそらく、私の1月の最初の質問は、もう一回また日銀総裁にしようかと思っているのですが、去年の1月30日に第一回をしましたので、今年もまた第一回は1月か2月のアタマだと思うのですが、もう一回同じ質問をしようと思っています。「一年たちました。いかがですか。」と、聞いてみようと思っています。
それから、二つ目の公的資金新法への対案。これが、去年一年間の私の仕事の中の、まあ一番の誇りといえば誇りなんですけれども、私は竹中大臣が、竹中さんというのは当時不良債権の処理を進めようというそのことだけを考えてですね、そのことはとても大事なことで、精神を集中して、とにかく銀行の、りそな銀行を国営化したりだとか。UFJ銀行を東京三菱に統合したりだとか、ひとつはあの検査の問題とかを鋭く指摘して、追い込んだわけですよね。ああやって、かなり強引なことをして、その陰には泣いている人も沢山いるわけです。りそな銀行の社員やUFJ銀行の社員は沢山泣いていると思います。
そういう痛みの伴う改革をそれでも竹中さんは、私は敵ながら天晴れだと思ってますが、不良債権の処理、二年半で半減させるというのは実際やりましたから。やりました。ただ彼が、最後の最後の局面で、公的資金新法という今ここに書いているものを出しまして、今度は地方銀行にも手をつけようとしたわけです。で、そこに税金を使って、税金で補助金みたいに、お金を出してやるから、まぁ、市町村合併と一緒ですよね、お金で片付けようとしたわけです、地方銀行を。私たちは、それは、通っちゃいましたけど、今、実際、つくば銀行とか、富山のほうの銀行とか合併を始めてますけどね、岡山は今のところそういう話はないですけれども。
それに対して私たちは「そんなやり方はおかしい、そうじゃなくて、まず国民が銀行に対して不信感を持って、不安感を持っているのは、それぞれの銀行の経営内容が分からないからであって、談合みたいな合併を私たち当事者というか利用者がいないところでやっている、訳がわからない。きちんと一律の銀行検査をやって、そして基準を満たしていないところはちゃんと公表してそこに税金を使うなら皆な納得する、そこはきっちりと全国一律でやってください」そういう法律案を書いて、批判するだけじゃなくて、私たちはちゃんと対案を書いていかないとと思っていますから、法案を書いて提出をします。
まぁ、私が書いたというわけではなくて、私は共同提出という三人のうちの一人なんですが、一員になってそれを出した、それがまあ、国政報告書には宣伝だということでそこには「新人議員の第一号だ!」ということを自慢して書いていますけれども、まあ、たまたまそういう時期にすごくそういうことが議論になった時期が去年の2月だったものですから、新人議員の中では第一号の法案提出になりました。
そして、本会議での「答弁」。普通は「質問」をするわけです、野党議員は。でも、自分たちのほうで法律案を書いて出したから、質問される側になって、答弁をしたのです。その答弁をした、というのが、普通野党の議員は答弁をしないのですが、そういう意味で新聞記事になって、去年私が一人で写真付きで記事になったのはそれだけなんですが、山陽新聞にも載せて頂いて、それがこの青いやつ(国政報告書)に載っていると思います。本会議の初登壇とかいうのがあると思いますが。それはちょっと自慢話なんですけれども、そのことがありました。
それからもうひとつ。これも皆さんに生活にかかわることで、経済の話をすると、ペイオフの解禁というのが今月、今年の4月から起きます。これは何かというと、要するに皆さんがお金を銀行に預けていると思いますけれども、それがもし銀行が破綻したら、それが守られなくなる、ということです。まあ、実際には1千万円という上限があるんですけれども、まあそんな何千万円も何億円も貯金している人はあんまりいないと思いますが、多くの人は実際には保護されると思いますが、しかし基本的には、今までは全額保護だったわけですから、銀行が破綻しようが何が起きようが、皆さんどこに生活してようが、国が守ってくれるというお約束だったんですが、そのお約束ができません、というのがペイオフ解禁で、どこの銀行が信頼できるかは自分で判断して下さいという、そういうことです。
だからペイオフ解禁が起きると、評判の悪い銀行が出来ると、みんな貯金抜いちゃいますから、これからは銀行業界大変なんです。しかもそういう噂とかが流れたら大変なことになっちゃう、4月からはそういう大変な時期になっちゃう。本当はこれは3年前、5年前にやろうとしていたことが延びた、延期して、ようやく今年やれるようになった。
まあこれも、政府が金融危機が終わった、と、不良債権処理が半分以上終わったという竹中さんが自分の実績だと自慢している分野なんですけれども、私たちはこれはいろいろまだまだ問題点があるなと思っているということを質問しました。「ちゃんとこのペイオフ解禁がどういう仕組みであるかを利用者に説明してますか?」ということから始まって、あとは、まあちょっとマニアックというか、専門的なんですけれども、地方自治体が銀行にお金を預けているというのがあって、たとえば岡山市も銀行にお金を預けているんですね。で、その額は、もちろん1千万円とか2千万円とか超えてますから、すごい大きな額ですから、もちろん保護されないわけですよ、普通に考えると。そうするともしなんかあったときに、銀行が潰れたら自治体も潰れちゃう。それは困るよね?、ということでここをどう保護するかという、そういうペイオフ解禁の議論。まあこれなんかは、割と地味な分野ですけれども、私はもしこれで一回パニックが起きたら、もう、日本の金融は破綻、一箇所でも銀行で失敗が起きると、もう誰も信頼しなくなる。お金の話ですし。皆さんの生活の貯金の話なんで、これは相当丁寧にやらなければいけないなぁと思ってます。
次に「安全保障委員会」の話をします。だいぶ長くなったので、そろそろ駆け足にしますが、まず、安全保障委員会。これは私は10月から入ってました。最初にさっき言ったように日銀での経験を生かして、まずは即戦力でやりたいという思いが強かったものですから、そうやって法案を出したりとか、あるいは、竹中大臣や日銀総裁を呼んで議論したりということを最初に半年間かけてやったもんですから、安全保障のほうに入ったのは最近です。
私は日銀だったわけですから、安全保障なんてズブの素人です。これからきっちり私が国会議員である限り、安全保障の問題はきっちりやっていこうと思っているのですが、でも今はまだ新人のペーペーですから、「まずは現場を見よう!」ということで、一番最初の海外視察、私はまだ海外視察は1か所しか行ったことがなくて、海外といっても北海道の先ですけど、サハリンに去年の8月の終わりに行きました。サハリンというのは、昔は樺太ですから、建物はまだ日本の建物がちょっとだけ残っています。ほとんど破壊されたんですけどね、ソ連に。日本統治時代の、日本を思い出させるものは全部潰そうということで、ほとんど壊されている。少しだけ、とても立派な建物だから、たぶん置いといたんだと思うんですけど、日本のお城みたいな形をした郷土資料館というのがあります。これだけ残っている。
今、ちょっと地味ですけど大切なテーマだと思っているんですが、樺太・サハリンの問題で今日本とサハリンの間にどんな懸案があるかご存じですか?一番揉めているのは何かというと、それはもちろん北方領土問題です。では、北方領土問題のほかに何で揉めていると思いますか?
実はこの、「郷土資料館の中に日本を紹介する展示があるかないか」がホットなんです。展示がない!郷土資料館ですから、サハリンに昔の原始人がいましたとか、そんな話からずっと最近の石油プロジェクトまでずっと、この部屋みたいなところに展示しているわけですよ。だけど、日本が統治したその100年間の歴史記述だけは、ない。日本人がサハリンにいたという歴史自体がなかったかのように、もともと展示されていなかったんですね。それはあんまりじゃないか、と。まあ、別に日本が立派だなんて書かなくてもいいんだけれども、しかし日本がサハリンの都市を建設したわけです。道路も作ったわけです。鉄道も作ったわけです。そういった少なくとも生活に関わるところだけでも書いたらどうですか、と。
日本とロシアはこれから仲良くしようとしているわけですよね?それが今日本から働きかけているところで、一応、できた。ほんとに生活に関わる部分だけだけど。でも、日本人の写真はほとんど出ていない。いわゆる日本が、例えば1900年にこの建物ができました、そういう写真とか、それがちょっとずつ展示され始めている。
私たちはサハリンに行くたびに、私は初めてですけれども、そのサハリンチームがありまして、サハリンに行くたびにそこの資料館にわざわざ行くわけです。案内してください、と。そして、ああ、といって、それを見に行くわけです。それを見て、ある意味プレッシャーをかけているわけです。些細なことかと思われるかもしれないけれど、そうやって北方領土問題というような大きな問題についても少しずつ関わっていこうというのが私たちが今やっていることです。
そして、尖閣諸島。つい先々週くらいに行ってきたんですけれども、ほんとに一泊二日ぐらいの視察だったんですが、尖閣諸島というのは、台湾のすぐ北にある岩みたいなところで、この建物(東公民館)の何倍かぐらいの大きさしかありません。こんなホントに岩というか島なんですけれども、昔はそこにカツオブシの工場があって、日本人が住んでた。で、そこはもちろん、日本の領土だ、と。で、そこから二百海里は日本が漁業できますよ、ということをずっと言ってきたんですが、1968年にその東シナ海の海底探査をしたんですね。そしたら、ガスがあることが分かった。石油もあるかもしれない。それが分かった次の年に、台湾と中国が「僕たちの地図にも載っています、昔の地図にも載っています、だから、ここは台湾です、ここは中国です」と、いきなり言い出したんです。
1970年ごろというと、ちょうど日中国交回復のころですから、日本もできるだけ波風は立てたくない、アメリカと中国がまず歴史的な米中の和解をして、それに追いついていかなくてはいけない、日本も早く国交回復をして、経済の関係を作っていかないと乗り遅れるということがあったんで、領土問題にはできるだけ触れない、触れない、触れない、、、と、曖昧なままここまで来ました。
だからこないだの中国の原子力潜水艦の領海侵犯への抗議、今、この時に常任理事国入りということをきっちりやっていこうという時に、むこう(中国)はものすごいプレッシャーをかけてきているわけですね。靖国問題とか、あるいは「ODAちゃんと出せ!」とか、中国はものすごいプレッシャーを日本に対してかけているわけです。それの態度如何で賛成するか反対するか決めるぞ、と言って。
したたかな国ですから、脅かしてきているわけですけれども、そんな中で私たちは、そうは言ったってそれは筋を通さないと、これはダメだ、と。日本外交は自立しているんだ、ということでわざわざ飛行機を飛ばして、見ただけですけど、これは、サハリンの展示と一緒で、何をしたわけじゃない、飛行機飛ばして見に行っただけですけど。でも、自民党の人も一緒に行ったわけですけどね。自民党と民主党の国会議員が12人飛行機でそれを見に行きました、ということが、これが中国に対するメッセージなわけです。私たちは自分たちの領土だと思っている。そこをこないだみたいな原子力潜水艦の領海侵犯のようなことがあったけれども、しっかりとまあ、フォローしているんだよ、と、日本の領土にチョッカイ出さないでくれ、というプレッシャーをかけてきました。
他にも、新しい防衛計画の大綱の問題とかいろんな難しい議論がありますし、今年はその難しい議論に私も関わっていかなければいけないと思っているのですが、まずは、北の端から南の端まで領土の問題は国が国である、まさしく、国の安全保障の最前線ですし、岡山はどっちからも遠いですから、もしかしたらどっちもあまりピンと来ないかもしれませんが、私も今まではピンと来なかったんですけれども、最前線を守っている自衛隊の方たちは物凄い引き締まった顔をしていましたし、物凄く規律正しく行動しているし、常にその周りを彼らは巡回しているし、そういったことを勉強したというか、その中で中国やロシアにプレッシャーをかけるという穏やかじゃない仕事ですけれども、そういったことを最初の年にできたということは第一歩になるかな、と自分では思っています。
総合安全保障というのは、国の安全を守るというのは、ミサイルだけじゃないよ、ということです。総合的に考える必要がある。石油とか、食糧とか、いろんなことをちゃんと自分の国で管理したり備蓄をしたりあるいは、コメ問題なんかもしっかりやって、自分の国を自分たちで守る、それはミサイルだけじゃなくて、いろんな意味で守ることを目指しましょう、と。これは、1970年代ですかね、大平総理大臣が最初に言い出したことです。中曽根さんも言ってたことです。まあ、中曽根さんは結構ミサイルだったんですが、大平さんが最初に打ち出した政策です。
そして今、これは忘れられてきたんですけれども、私たちは自民党の方が言ったことだけれども、しかし、今、これから暮らしの安全を考えていくときに、この考え方でいこう、と。なぜなら我々は経済でここまで大国になったんだから。それをたとえばスマトラもありますけれども、経済力だって人を救うことができるんだという、そこをもっとアピールしようと総合安全保障を言っていますし、ODAの見直しもその一環です。
ODAというのも、これも中国に沢山やっていますから、そこをどうするかっていう議論があるんですが、大胆に削るべきだと僕は思っていますけれど、まあ、そこは必要なところには出さなければならない、このODAのあり方の見直しというのが総合安全保障とかあと日本経済の再生ということにもかかわって、今年の大きな焦点だと思っています。まあ質問でちょっと取り上げたものですから、ここに書きました。
そして、その他の「政策課題」。
年金の議論は言い尽くされていると思いますし、まあ、もしご質問があればまたあとで話します。私は一年生議員なんで、国会乱闘騒ぎのときに最前線に立ちまして、懲罰をいただきまして、憲政史上初めての戒告処分ということで、新聞にもだいぶ載ったのですが、まあ、あの自慢話ではありません。ただ、これは私たちは自民党が前例のない議事進行をしようとしたわけですから、私たちはむしろ前例を守ろうとして、国会のルールは決まっているんだから、ルールを破るようなそんなことはしちゃいけないですよ、ということでバリケード作ったんです。何も議事がきちんと進んでいるものを壊そうとしてバリケードしたんじゃなくて、その逆なんです。だから、自民党の中にも私の懲罰に反対して座ったままだった人もいました。私はとても感動しましたけれども、自民党の中にも懲罰に反対してくれた人がいました。まあ、そういうことがあります。
台風被災後の対応とか皇太子のご発言とか。これはあの、私が最初に二つのマクロ的な大きな政策をやると言った財務金融と安全保障とはちょっと離れる話になるんですが、まあ国会議員ですから色んなことをやります。
その中でもっとも注目をされたことですので書いておきましたが、去年岡山では大変な台風があって、その中でまあ、ずいぶん沢山町内会を歩いて、消防団の方とお話をして、国会議員に何かできますか、ということを聞いて歩いたときに、いろいろボランティア活動もしたんですけどね、ただ、私は国会議員が地域でボランティア活動をする、そのことが一番の仕事では僕はないと思うので、やっぱり国会で何ができるかということをきっちり聞いて、それを国会の審議で生かすことが国会議員の本業であって、それにさらに余力があるのであればぜひボランティアもやりたいと思うんですが、その本業の部分は何かということを皆さんに聞いて歩いたんです。「何をやればいいですか、教えてください」、と。「何をやってほしいですか」、と。
そこで出てきたのは、まず、きちんと災害の指定をして、きっちりお金を出してください、ということですよね。2ヶ月かかるんですよ。そこにちょうど中越地震が起きた。だから政府のほうも災害対応に急に熱心になりました。で、1ヶ月でやれるようになった。中越地震の激甚災害指定を1ヶ月でやるという記事が載ったものですから、私はその記事を見せて、「中越地震より台風のほうが先にあったんです。中越地震を早くやるのは、やってください。ぜひやったほうがいい。台風も一緒にやってください」ということを国会の質問で言って、実際に同じ日にやってもらいました。それが激甚災害の早期指定というものです。
それからもうひとつは、緊急避難勧告が玉野とか出たんですけど、避難勧告って、わかんないですよね。玉野で避難勧告が出たということは、テレビでは伝えないですから。そうすると、市役所で市長が、「よし、勧告を出そう」と言ったって、普通に家でお茶の間にいる皆さんにはそのことは伝わりようがないわけです。一軒一軒電話するわけではないですから。それは、消防の防災無線というものが、しっかりとあれば、「ピンポンパンポーン」と言って、全地域に伝わるわけですよね。それが例えば玉野にはなかった。
岡山の県南というのは、全国47都道府県の中で9県、下から9番目、そのくらい無線の整備率が低いんですね。今まで災害がなかったから、あんまり。これは、全国で最低ラインを作りましょう、と。それは岡山だけでなくて残りの9県もだけど。きちんと整備率を上げていきましょう、そのことを提案して、まあ、消防庁長官が林さんというんですが、岡山県出身の方なんですけどね。で、その方から、「私も現場のこと知ってるから、その対応やります」、というご答弁をいただいて、去年私が最後に11月にした質問なんですけど、ご答弁をいただいた、というふうに書いています。
それから、皇太子のご発言というのは、例の雅子さんについての人格否定発言について、正確にはどういう対応をされるんですか、という非常に事務的な質問を私はしたんですが、国会で皇室の話をしたのが5年ぶりかなんかだったらしくて、それでTVのワイドショーに私の質問している映像が流されたりしました。去年一番テレビに出たのがこれです。
まあ、そんなに僕が工夫したわけでもなんでもなくて、これはこういうことも国会がちゃんと取り扱うというか、皇室をタブーにしてはいけないなと思ったわけですから、あれだけ世間で話題になったことが実際にはどうされているのか、どうなっているのか説明だけしてください、という質問をしたわけです。
「これからの課題」については、1千兆円の借金をどうやって返していくのか。これはもう、会社の経営者だったら、自分たちの会社の借金をどうやって返していくのかとか、そんなことは真っ先に考えることなんですよね。今、日本の政治家でこの1千兆円を返していこうということを真っ先に考えている人はあんまりいないんですよね。もちろん、ゼロじゃないけど。
ここのね、ここにお金使おうとか、ここに足りないとか、とにかくお金にかかわる話のほうが票につながりますから、国会議員はみんな「ここも大事です」「ここも大事です」みんなで大事大事と言って、予算の取り合いをしているわけです。しかし、誰もそんなことをやってると最後は国がつぶれるよ、という嫌な話はしない。ここをきっちりやっていきたいと思っています。
ハッキリ言えば、消費税の増税もあると思います。そういう議論も逃げるわけには行かない。このまま放っとけば、消費税22パーセントにしなければ、お金が釣り合わないと言われているんです。じゃあと言って、22パーセントにいきなりポンとするわけにはいかないし、できればそんなに高くしたくないわけですから、どのタイミングから少しずつ上げていけば、経済に対する効果が一番穏やかか、とか、そういうことを計算しながら、年金だけであれば、3パーセントの消費税の引き上げだけで納まるんじゃないかとか、まあ、そういう議論をしています。
国連常任理事国の話はさっき言ったとおりで、今年の3月にアナン事務総長からの勧告が出て、9月の総会で決議をされるということらしいです。そこで、日本が常任理事国には入れるのか、そのときに拒否権は貰えないのか、あるいは、準常任理事国とか言う、新しいちょっとへんちくりんなのが出来るかもしれないらしいんですけど、そういう形になってしまうのか、あるいは、何もならないのか、そういうことがこれから後もう半年で見えてくると思います。
「おかやまマニフェスト」というのは、これは、民主党の宣伝です。民主党は、マニフェスト、マニフェストってまたカタカナで訳分かんないこと言って、分かりません、っていうことをだいぶ言われたもんですから、それは、地域ではこういうことに繋がるんですよ、と、全体のマニフェストを地域でやればどうなるか、高速道路無料化というのは、例えば山陽自動車道とか瀬戸大橋の無料化なんですよ、とか、そういうことがあれば、岡山にはこういう影響がありますよとか、これはもう解説です。岡山向けの解説ということで、これはもうかなり配っちゃったものですから、もう5部しかなくって、あとで回して、あるっていうことだけ見てください。
最後に「政治姿勢」と書きましたけれども、国会議員とは何か、ということは、さっきお話したとおりだと思っています。
私は国会議員は中央と岡山とを繋いで議論していくわけですから、ここで皆さんとまあ、「津村さん、さすが国会議員だね!」とか、「いい仕事しているね!」と言っていただくためには、やっぱり中央で何か質問をしたり、霞ヶ関の役人が考えてないことを提案してそれを実現していかなければ、報告することが何もなくなっちゃいますし、逆に霞ヶ関に行っても、こうやって地域の皆さんの声を聞いていなければ、僕が本を読んだだけで「僕はこう思います」という議論をしたって、霞が関の役人からは馬鹿にされます。「俺のほうが本を読んでるぜ」と。「最近読んだ本のあそこの部分に載ってるだけじゃないか」と、すぐバレます。
やっぱり色んな人の意見を聞いているからこそ、説得力があると思います。これを選挙活動という人もいますが、私は霞ヶ関の役人とやりあうための必ず必要な営みだろうと思っています。
ホームページと書いたのは、これは結構私のこだわりなので、ホームページをご覧になる方いらっしゃったら、この青い国政報告書の後ろにですね、「www.tsumura.org」なんですけども、これは秘書の協力もありながら、毎日更新しようと思っています。で、ここに「朝何時に起きた」とか「今日は55分演説した」とか「メディアコムで14時10分から15時05分まで」とか、割と細かく書いてます。私はそれが政治家というものが一番分かっていただく、実はひとつの方法なのかな、と思ってまして、くだらないことも含めて、全部全部書くようにしています。私がどんなところで迷っているか、悩んでいるか、出来るだけ書いて、知ってほしいと思っていますから、そのために書いています。
国政の二大政党化、緩やかな連帯と書いたのは、今日は下市さんを支えていらっしゃる方が沢山いらっしゃると思ったので、あえてその話を最後にしようと思ってきました。
私は政治家って言うのも競争しないといけないと思っていて、よくトヨタと日産っていうんですけども、そういう会社だったら必ずライバル会社がいて競争するわけですよね。相手よりもいいサービスをしよう、少しでも安い値段でやろう、っていう風に努力するわけです。
それと同じことを政治家もやらなくてはいけなくて、小選挙区だったら1対1で、まあハッキリ言えば私は熊代さんと戦っているわけですけども、熊代さんも僕に負けまいとして一生懸命努力をしていらっしゃるし、僕だって熊代さんに負けまいとして僕なりの努力をしているわけです。
その競争があるからこそ政治っていうのは、緊張感が出てくると思っていて、ライバルがいなくてずっと安泰だったら努力しなくなると思います。人間ですから。ライバルがいるから、努力するんだと思っています。
それを国全体のレベルでやるのが二大政党だと思っています。どうせ自民党だよね、どうせ民主党は野党だよね、っていうのあれば、努力をしなくなると思います。私たちは、自分たちも努力するし、自民党にも努力してもらって切磋琢磨する二大政党を、東京でもそして岡山でも国会議員というレベルでは作っていこうと思っています。もっと国会議員の仲間を増やそうと思っています。
ただ、私は、ここで国政の役割とか国会議員とは何かとか、ということをあえて二回も書いているのは、そこは地方議員の例えば下市さんとか、他にも応援してくださる方もいらっしゃるのですが、一緒に仕事をさせていただく方がいらっしゃるんですけれども、こういう人たちと一緒にやっていくときにはこれは地域の課題というのは、無理やり二つに分ける課題ではありませんから、二大政党で、はい、この地域は自民党です、この地域は民主党ですというのは、これは無理です。これはそういうものではないと僕は思っていて、まあ、民主党の中にもいろんな考えがあります。
今日の倉敷市議選のように民主党の中からその候補者を出して、とにかく公認候補を何人かやろう、というそういうのもありますけれども、私はそういう考えではなくて、信頼しあってお話ができる地方議員の方を一人でも多く作っていくことのほうが、公認候補を一人だけとか二人だけとかそういうアプローチよりも、民主党という国政の政治をより豊かにできると思ってますし、地域の皆さんの実際の感覚に近いと思ってます。なので、私はほかのところに行くと、民主党の党員を増やしたいですから、民主党に入ってください、ということをものすごく言います。もし、そう考えてくださる方がいれば、そのことはものすごくうれしいと思っています。ただ、下市さんに民主党に入ってくださいとは言いません。それは、地方議員の仕事と国会の仕事というのはしっかりと分けて、違う形で動いている、と私は思っているから。
最後にそれだけ申し上げて、あとは質問をください。ちょっと時間オーバーしました、すいませんでした。以 上
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