| 2005/1/6 年頭挨拶 | 号外目次 / 津村啓介ホーム |
本テキストは、2005年1月6日午後3時から岡山県庁4階の「県政記者クラブ」で行われた衆議院議員津村啓介の年頭記者会見を“テープおこし”したものです。記載内容に関する責任は、全て津村啓介事務所に帰するものです。
記者会見の席上、小冊子「若い力。国政報告2004」を配布したほか、簡単なレジュメを用意して「岡山県で穏健な二大政党制を実現させていきたい」という思いをお話ししました。文中、関連の記載があります。衆議院議員 津村 啓介
● 冒頭挨拶
みなさん、あけましておめでとうございます。
昨年の参議院選挙では「自民・公明の選挙協力があったから」ということも一因ではありますけれども、形として民主党が最大の得票をいただいて、まぁ、県内第一党という絵柄になったということで、全国的な結果も含めて、私たち民主党に対する国民の皆さん、あるいは、岡山県民の皆さんからの期待も大きく高まったという風に受け止めています。
そうした中で、足元を見つめたときに、私たちがその期待に応えられる体制をしっかりと持っているのかということを、厳しく自省すると、そこはまだまだ課題が多いということが、中央レベルでは岡田代表以下の強い問題意識ですし、県内では江田代表、あるいは私も含めた県連常任幹事の強い危機感にもなっています。「一度頂いた期待を裏切るようなことがあれば、次のチャンスはもうないだろう」というそういう強い危機感です。
そういった中で、では何が足りないのかなということを整理してみるとですね、やはりとりわけ岡山ということで言いますと、少し、なんというか思い切ってこれは書いたのですけれども、保守革新という言葉自体は私たちはあまり好んで使わないのですが、しかしまぁあえて申し上げれば、岡山民主党というのは、非常に革新のイメージが強いこともあってですね、他県では、旧自由党とか旧自民党の方というのが岡田代表や小沢一郎副代表も含めて、自民党出身の方が今民主党の中枢にいたりするわけですけれども、この岡山県においてはその中枢を占めている方は、みなさん旧社会党、旧社民連の方が中心になっていまして、そういった過去の経歴も含めたイメージが民主党の岡山県で最後の一歩をいまひとつ伸び悩む、私はひとつの背景を成しているとも思っています。
これは先輩方を批判しているつもりはなくてですね、冷静な現状分析だと思っているのですけれども、そうした中で私なりにこの下にちょっと紹介を書いていますけれども、おそらくもう皆さんもご存じの今回県庁の情報政策課長経験者で、かつ総務省のキャリアを退いて岡山で政治活動を始めようという高井崇志(たかいたかし)さんのようなですね、中央での行政経験あるいは勤務経験もある者がこの岡山の、ここに私は「穏健な保守の視点」という表現を使ってますけれども、そういった従来とは多少違った民主党岡山県に多少幅が広いカラーを、もしかしたらほかの方の知恵を借りながら、そういったカラーを出していける、あるいは、その意欲を持った人間が加わっているということを皆さんにまずお伝えしたいことです。
じゃあ、具体的にはどういうことなんですかということなんですけれども、ひとつは先般石井知事の三選を私たちは一翼を担ってお支えしたというのは、単に選挙だけではなくてですね、今後の石井県政との実務的なというか、中実のある協調をしていきたいし、定期協議をやるということになっていますので、これは必ず実現して、そういった場で対話を進めたいと。あるいは、岡山経済界との対話を持つ、ということで、これは去年も年頭記者会見で申し上げまして、翌日何社かには「財界と接点を持つ」とか、「経済の津村を目指す」とか、そういう表現で採りあげていただいたんですけれども、その問題意識は引き続き持っていまして、昨年はそうは言いながら新人でいろいろと不器用だった部分もありますけれども、多少はツボを生かしてきたつもりですので、今年はもう少し皆さんにも見える形で財界との、あるいは、財界という言葉が嫌いな方もいらっしゃるようなので、経済界との対話を実際に形にしていきたいと思っています。
そのツールとして、「おかやまマニフェスト」というものが、私はかなり具体的なツールになっていくんだろうと思っていまして、昨年5月に発表して、これも各社さんに採りあげていただいたんですが、この「おかやまマニフェスト」をまだまだ課題が多い形で発表させていただいたので、今年はまさに石井県政を支える方々や岡山の経済界の方々から「津村君、もうちょっとこういう知恵はないのか」というご意見をいただきながら、具体的に紙に落として議論を前に進めて行きたい、と。そういった議論が定期的に出来れば、これは、協調とか対話とかという言葉が虚(むな)しくはならないのかな、という風に思っています。
この最初の分には思いが強いものですから、だいぶ長くしゃべってしまいましたが、多少駆け足で行きますと、もう一つの課題はやっぱり、地域を歩いて得られる情報というのは、国会や霞ヶ関にはない情報ですので、それがまあ、なんといいますか議員の議員たるゆえんですし、政と官との関係を考えたときに「政治家が官僚の上に立つ」、そして「指導する」ということが許されるとすれば、それは、地域の皆さんとの直接対話をしているということ故だと思っていますので、地域コミュニティとの絆を深めて地域に立脚した説得力のある国会質疑という表現はそういう思いで書いています。
あと、まぁ、民主党の組織強化というのはちょっと内向きの話なので三番目に書きましたが、冒頭申しあげた私たちの課題が多いということを自覚しています、ということを書いているだけで、あまり深い意味はありません。以上です。
● 記者団との一問一答
問:マニフェストというのは、毎年改定版が出るのですか?
答:そうですね、基本的に今年もまた2005年版を作っていくつもりです。
問:また5月くらいですか?
答:そうですね、5月を一つの目標にはしたいと思っていますが、こればかりは組織のものですので私が絶対とはちょっと言えませんけれども、私はそういう意思を持っています。
問:毎年改定というのは、組織の意思なんですか?
答:そうですね、はい。それはそうです。
問:確か、去年の県連大会に「マニフェストを出す」ということが出てますよね?
答:そうですね、出てます。今回も2月5日の2005年の民主党岡山県連大会では昨年のマニフェストについて一定の積極的な評価をした上で、今後とも取り組みを続けるという表現が盛り込まれると思います。
問:このレポート(「若い力。国政報告2004」)は去年の年末に出たものですか?
答:そうですね。昨年の一年間の活動についてはまあ、後援会内部資料という名目の下、各社さんの記事を多少お借りしながら、・・・。
問:山陽と毎日の二社しかないのですが・・・各社といいながら・・・
答:すみません、データがあまり残っていなかったりして、急にこの山陽新聞さんのやつも検索システムに入れていただいて集めたというような、事務所の問題であるといいますか、私の事務レベルの問題なのですが、すみません、そういった他意はないのですが。
問:これは初めて作られたのですか?
答:そうですね、はい。今年たくさん各紙に取り上げていただければ、来年は各紙のを載せさせていただきます。
問:江田さんについて、地方選で今年合併で・・(聞き取り不能)・・津村さんは津村さんでちょっと違う考えを持っていらっしゃるのかな、と思うのですが・・・
答:そうですね、民主党の組織強化ということでは、江田さんと同じ、意識は共通認識同じですし、岡田代表が打ち出しています複数選挙区には必ず候補者を立てるとか、三人区以上には複数立てるとかそういう姿勢をできるだけ実現していきたいと思うのですが、ちょっとご質問の枠を超えるかもしれませんけども、あえて江田さんやその他の何人かの方と違いを申し上げるとすれば、私は、なんといいますか「政権交代を目指す、マジョリティを2,3年以内に実現しようとしている政党」が、2,3年以内に実現できない目標を掲げてもですね、目的と手段の関係が乱れると思っていまして、そういう意味でも私は短期的にはより広い、必ずしも自分たちの所属議員ではない議員ともしっかりと信頼関係を作って、私たちが政権をとる、とらないという場面で選挙の支援もそうですが、政策を一緒に実現出来る力というか、信頼関係を作るということが大事だと思っていまして、今いる人たちに“ケンカを売る”ような形で一人二人の候補者をなんとしても通すんだ、という従来型の選挙闘争方針というようなものは、政権交代実現への最短距離だとは思いません。
問:(地方選挙への取り組み・・・詳細聞き取り不能)
答:そうですね、連携というか、信頼関係という意味では・・・。
問:(県議補選への取り組み・・・詳細聞き取り不能)
答:県議補選については、私は必ずしも経緯は詳しくないのですが、たとえば岡山市ということで言えば、市民ネットの方々というのは必ずしも民主党ではないわけです。そういった方たちとの関係というのが、無理やり民主党公認候補を立てようとすると、・・・倉敷の県議補選がそうだったんでしょうけどさざなみが立ちますよね。そういうことは選挙区の事情があるんで多くのことについて言う気はないですけれども、私の地元では当面考えてないと・・・。
問:(地方選挙への取り組み・・・詳細聞き取り不能)
答:そうですね、はい。民主党を名乗りたいという人が出てきてくれればそれを拒む理由はないと思ってますけれども、私のほうから積極的に民主党公認という方をですね、無理やり作るという考えは今のところあまりないと思っています。
問:近しい人ではどうですか?
答:近しい人は最近たくさん作ってますんで、・・・近しい人はたくさんいます。
問:新人は?
答:新人はちょっとまだ・・・現職が中心になっていますね。
(Telの音)
問:倉敷の県議補選について・・・?
答:個別の選挙の話になると、前回の県議補選となると、個別の事情や人間関係などがありますんで、バッサリ一言で革新だ保守だという気はないですが。
問:政策的な取り組みについて・・・?
答:まあ、私自身は「金融市場の整備」みたいな、通貨としての円をですね、信頼を高めて、国債を消化しやすくするという、「財政再建のための一つの環境整備」ですね、日本の金融マーケットを国際的に使い勝手のいいものにして、通貨としての円の信頼を高めるという、日銀時代から取り組んできたテーマは今年もやっていこうと思いますけども、多少マニアックといいますか地味といいますか、そこは時間のかかるテーマなので、今年一年の抱負というと、あるいは通常国会の抱負というと違うかもしれません。
問:今年一年の抱負というのはないんですか?
答:今年一年の政策面の抱負ですか?
問:政財界とのつながりを作るというその辺ですか?
答:冒頭書いているように今年最大の挑戦というのは「地元岡山の民主党のカラーをもう少し幅を持たせてと、その次はおかやまマニフェスト」だと思ってますんで、もう一歩踏み込んで言うと、昨年よりは地元向きの活動になると思います。なんとしても次の選挙区で勝って政権交代に貢献したいので。
中央で活躍する国会議員としての功績あるいは軌跡というのは、これから何倍でも積み重ねていけるので。
問:(経済界との関わり方に関連して、詳細聞き取り不能)
答:そうですね。もちろん民主党のパーティーとかに来ていただけるような関係にもしていきたいですが、最初の一歩はこちらからのアプローチに当然なるんで、それはすごく“ドブ板”っぽいことを言うと、まずは、メーカーさんであれば工場を見学させていただいたり、まず向こうの職場を見させていただいていろんなことをまずは勉強する。「こんにちは、さようなら」というだけでなくて、どんな製品を作っていてそれがどれだけ動くと経常利益がどれだけ増えるのかということまでちゃんと勉強して、そういうお話が日常的にできるようになれば理解が深まるのかなと思っています。まずはそういうところからです。信頼関係が出来てくれば、定期的に個人的に面談をさせていただいて最近の景気なり、政策要望というようなことも、地元の民主党の二区総支部代表として聞いていきたいと思っています。経済団体と民主党との定期協議をホテルの一室を借りて行うとかそういう形にはならないと思います。
問:(経済界との関わり、昨年の取り組みに関連して、詳細聞き取り不能)
答:前半については参議院選挙がありましたので、お互いに別の神経を使わなければいけなかったというのもありますし、後半は後半で台風のことも含めて色々と手をとられる場面もあったので、それだけの底力がわれわれに余力としてなかったというのがあるので、きちんとしたアプローチが出来ていない中で、「ダメだった」という評価をするつもりはないです。手ごたえは感じているつもりです。
問:中国ブロックの現職は3人ですか?
答:小選挙区で2人と、比例が4人です。山口と広島に一人ずつ小選挙区がおります。
岡山県内で小選挙区2つは取らないと政権交代にはつながらないと思っていますけれど。
問:二年目に入って、一年目との受け止め方の違いとかはありますか?自分自身の選挙の仕方のことなどはどうですか?
答:あんまりこれまでと連続性がなくなるほどの大きな悟りみたいなものはないのですが、幾つものことを同時に少しずつやっていくというよりは、「一つひとつ全力でやっていって、その積み重ね」というアプローチなのかな、ということは最近思っています。
問:具体的には?
答:台風の時には台風のことだけになりましたし、年金問題の時には年金問題だけになりましたし、選挙の時には選挙のことだけになりましたし・・・。そのほうが迫力が出ますし、自分自身エネルギーを集中できますし。
問:小選挙区対応なんですが、逆に言ったら、比例で惜敗率で4人ということですよね。それで、前回の衆院選における自民党が小選挙区通って、惜敗率で民主党というころと、かなり差は縮まっているような気はするんですよね、惜敗率であがってきている方なんかは。それは、中国地区で見た場合の党としての選挙の組織というか、方針なりそういうのはないですか?
答:そうですね、中国地方という一体感がなかなか出てない現状はあるんですけれども、党として中四国と南九州と北関東というこのあたりは、相当テコ入れが必要だという問題意識はありまして、岡山は一応該当しないんですけれども、島根のように国会議員がいない、または必ずしも地域でまだ発展途上みたいなところでは県連主催パーティーの費用を党が負担するとかそういった実質的な補助金状態ですけれども、そういうものがあります。というか、今年はなります。あるいは、菅直人さんが四国をお遍路していますけれども、菅さんは別の思いがもちろんあるのですが、ああいった地域での活動というのは岡田代表が11月に岡山に来たことも含めて、相当こっち(中四国)に目が向いてると思います。ただ、じゃあ中国地方プロジェクトがなんだ、ということを言われても、ひとつのこれ、というコンセプトにはなっていないと思います。
ところで、記者の方たちと、東京ではよくあるのですが、個人的に飲みに行きましょうというそういうのは別にして、例えば年初とか年末とかに各社の方に声をかけてそういう場を設けるというようなことはあるんですか?
問:ありますね。
答:それは集客力とかそういうのは個人差あるとは思うのですが・・。
問:各社一人ずつ位は集まるんじゃないんですかね。1対10何社という形になると、お互いしんどいんじゃないかと・・・。
答:民主党国会議員団でお相手させてください。またそういう機会を作りますんで。以 上
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