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■ Daily TSUMURA ひとこと ■ 2008年03月
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■ ひとこと 早い版 ■ |
インターン日記で小向君が、「津村さんは歴史の勉強を熱心にしている」と書いてくれました。公務の合間に事務所で本を読んでいる姿を見たり、お使いで本屋さんに走ってもらったりしているからでしょう。
小学校の頃は「大きくなったら、歴史の先生になりたい」と言っていたくらいなので、もともと歴史の本は大好きです。でも最近は、少し目的意識を持って、「明治維新」と「現代中国史」の本を読むようにしています。
明治維新は、日本史のクライマックスだと思います。ヨーロッパからみれば世界の辺境に位置する日本が、アジアでほぼ唯一(タイもかな・・・)植民地支配をまぬがれて独立を維持し、国際連盟の4大常任理事国にまで登りつめたのは、明治維新とその後の近代立憲国家建設をなしえた世代の功績です。政治家や経営者が“尊敬する歴史上の人物”を挙げる時、坂本竜馬、西郷隆盛、大久保利通あたりが常連になるのも頷けます。ただ、幕末からの複雑な史実の流れが非常に単純化されている印象もあり、数人のヒーローが偶像視されている以外、実はあまり理解されていない(私も理解できていない)という感じもします。個人的には、阿部正弘とか、徳川慶喜といった幕府側のリーダーにも興味が湧きますし、維新の三傑の次の世代のリーダー(いわば革命第二世代)である伊藤博文や大隈重信、山縣有朋、さらに次の第三世代である桂太郎、西園寺公望、原敬あたりが最近の研究対象です。
現代中国史は、もっと単純な動機で関心を持ちました。昨年12月の小沢訪中団での経験がそれです。雑誌等ではずいぶん叩かれましたが、胡錦濤主席と面会し、握手をした時には一国の元首の圧倒的なオーラを感じ、歴史の中に生きている“面白さ”を実感したものでした。私を含む民主主義体制下の政治家は、“次の選挙”を意識しないで物事を考えることが難しい立場にあり、ともすれば近視眼的な思考に陥りがちです。しかし中国の政治家は、より狭い世界での権力闘争によって地位が左右されるため、ともすれば官僚組織のように前例踏襲、年功序列、事なかれ主義、上意下達が行動原理になりがちだということを感じました。そのための知恵か、中国の政治家や行政マンは歴史や故事をよく勉強しています(少なくとも私にはそう見えました)。政治体制が違う分、現代中国を知れば知るほど現代日本が見えてくるという一面もあります。中国について熱く語ってくれた日銀北京事務所の同期や先輩、中国からの帰国子女であるインターン徳地さんにも大きな影響を受けました。
いま手許において、新幹線の車中でパラパラめくっている本は、次の8冊です。
●細谷雄一「外交」
●御厨貴 「宰相たちのデッサン 幻の伝記で読む日本のリーダー」
●伊藤正 「ケ小平秘録<上>」
●高橋洋一「さらば財務省!」
●佐野眞一「枢密院議長の日記」
●藤巻健史「マネーはこう掴む 個人で使えるデリバティブ」
●コミック「90年代の証言 野中広務 権力の興亡」
ここ数カ月ずっとカバンに入っている「宰相たちのデッサン」を除けば、全てこの10日ほどの間で買った本。全部読むかどうかは分かりません。ちょっとでもビビビッと来たら大人買いをし、ひとまず山積みし、興味が湧いた時に一気に読み、「つまらない」と思えば途中でも平気で止める・・・私の読書はそんな感じです。
ちなみに誰かに勧められた本は、興味が持続するケースが多いです。みなさん、何かお勧めの本があれば、お知らせください!
本日で福井日本銀行総裁の任期が終了しますが、日本の政治は後任人事を決定、同意することに失敗しました。
明日から当面の間、日本は戦後初の「日銀総裁空席」の事態を経験します。12時半から開かれた衆議院本会議の散会後、新聞記者の方にインタビューを受け、コメントを求められました。以下、その要旨を掲載いたします。インターンを務めてくれている学習院大学3年の斉藤純君が聞き取り、文書化に協力してくれました。記者(以下Q):
田波総裁候補という人選を聞いた時、どう思われましたか?
津村(以下A):
「民主党内は、空席の回避が第一と考える議員が多く、次こそは同意したいという空気が支配的でした。武藤候補を不同意とした理由が“財政と金融の分離”だったので、その点をクリアしていれば、賛成する用意がありました。」
「私たちは民間人を念頭に考えていました。一部に財務省OBでも財務官経験者なら容認しようという話もありましたが、その場合は財金分離の意味について議論になったかも知れません。ただ、例えばトヨタの奥田さんなどを提示してくれば、飲める話だった。むしろ積極的に賛成しただろうと思います。そこを、あえて前回と同じ轍を踏んだ。誠に理解に苦しみますね。本当にびっくりしました。平凡なコメントになってしまうかも知れませんが、それだけみんなが同じ感想を持ったということです。再提示があったとき、党内の空気は一変しましたから。本当にみんなびっくりでした。」
Q:
津村さんにとって日本銀行は古巣になるわけですが、日銀の総裁が空席となることをどのようにお考えですか?
A:
「率直に言って、実体経済に与える影響自体は限定的だと思います。総裁代行になる白川方明(しらかわ まさあき)さんは日銀総裁の職務を十分務めうる人材です。それに、市場の読み方は色々で一概には言えませんが、現在の急激な円高は、円が“買われている”ことを意味するわけで、いわゆる“日本売り”とは真逆です。日本の金融市場だけが特別混乱しているということではありません。日本の民間経済に対する国際的信用は揺らいでいないと思います」
「しかし、日本の政治指導力、政治のリーダーシップについての信用は、大きく損なわれつつあります。このところ海外でショックが起こった時に、日本の株式相場が大きく下がる傾向がありますが、これは日本の経済力への不信というよりも、日本の政治の問題解決能力が海外に比べて低いと思われているからだと思います。今回の混乱は、そのイメージをさらに増幅することでしょう。昔から言われていることですが、『経済一流・政治三流』そのものです。白川代行の総裁昇格も含め、一刻も早く事態を打開したいと思います」
Q:
昨日からの動きを政府の『おてつき』という感じがしますね。ところで、総裁空席になると日本の政治のリーダーシップが問われるということですが、それは政府・与党のことですか。それとも野党も含めて日本の政治全体の指導性が疑われているということですか。
A:
「衆参の『ねじれ』をきっかけに、様々な偽装が発覚し、今までよく見えていなかったものが次々と明るみに出ました。現在の自民党中心の連立政権が完全に官僚システムに依存した政権だということも、今回のことでハッキリと見えました。福田政権は、完全に財務省の支配下にあるということが分かりました。衆参の『ねじれ』がなければ、国民もマスコミも私たち政治家も、まだまだずっと実際には財務省のシナリオどおりにコントロールされた福田偽装政権のお芝居に騙され続けたと思います。今回のことで日本の政治のリーダーシップを損なわせている陰の主役が財務省、霞ヶ関であることが改めてハッキリとみえました」
Q:
財務大臣が官邸に行ってああなりましたからね。空白を回避するチャンスはあったのに、おかしな人選で野党もびっくりという感じですね。
A:
「与党の中にもびっくりした人が大勢いると思いますよ。明らかになったことは、『自民・民主共通の敵は、財務省・霞ヶ関』ということです。自民vs民主ではなく、政治家vs官僚です。私たち政治家のリーダーシップが問われています。敵は霞ヶ関。自民党の中にもそういう考えの方々がいますし、実際に発言されていますよね。与党にとっても、今の体制を見なおすべき時期だと思います」
Q:
田波さんの個人的能力は議論するまでもない、という感じでしたね。出自でアウトだと・・・。
A:
「そのことについて言うと、田波さんは別の能力が非常に高い方なのであって、日銀総裁としての資質とは全く違うと思います。日銀総裁に必要な経験、人脈、国際的知名度のいずれを取ってもそうです。田波さんは、財務省の後輩たちのために、拾えもしない火中の栗を“拾うフリ”をする役回りを押し付けられただけです。人格者としても知られる田波さんの名誉を無用に傷つけたくないから、私たちはあえて個人の資質を論じるのではなく、入口論として財政当局の最高責任者である大蔵事務次官OBであるという“出自”だけを問題にして、それ以上の個人批判を控えたわけです。別の分野の第一人者である田波さんを持ってきて“現時点でのベストの案”というのは、出自だけでなく、それ以外の意味でも無理がありました」
Q:
津村さんは武藤総裁案には賛成で、党の意見とは必ずしも一致していませんでした。しかし、今回の人選は、民主党のどなたもが個人と党の考えの隔たり無く一致できたわけですね。
A:
「福田さんが『KY』だったということに尽きます。繰り返しになりますが、もはや構図は自民vs民主ではありません。いわゆる『政』と『官』の戦いで、福田総理は『官』の側に立っていることがハッキリしました。国民の声に敏感なはずの『政』は、これからリーダーシップを発揮しなければなりません。今回の件は、国民とマーケットに眼を向ければ、自民党だろうが民主党だろうが、おのずと近い判断になっていったはずです。福田さんだけが『KY』でした。ほとんどの自民党議員も呆れていると思います」
Q:
空白はどれくらい続きますか?
A:
「福田さんが武藤さんをあきらめるか、福田さんが退陣するか、そのどちらかまで続いてしまうと思います。福田さんはよっぽど武藤さんに総裁をやらせたかったのでしょう。まだあきらめていないと思います。福井総裁再任案にしても、トヨタの奥田さんを総裁にする案にしても、今回の田波案にしても、途中で武藤さんに交代させるつもりだったのだと思います。しかし、日銀の総裁がそんな“つなぎ”であっていいはずはありません」
「福田政権は末期症状で、今後レームダック化する可能性があります。来週以降は、道路政局も待っています。このまま行けば、4月1日からガソリンも確実に下がるでしょう。福田政権は危機的状況を迎えようとしています。そうなると、日銀総裁人事はますます先行き不透明です。そうなる前に、白川代行の昇格で早期に打開するのも一案だと思います」
Q:
日銀法改正についてはどう考えますか?
A:
「これでもまだ福田総理が武藤さんをあきらめないとすれば、日銀法の改正を仕掛けてくる可能性があると思います。しかし、そんなことをすれば、国際的な信用を落とすだけです。ゲームのルールを途中で変更するようなことは、公正で安定した取引を志向する市場関係者が最も嫌うことです。ルールがころころ変わったら、信用取引が成り立たないからです。日本はミステリアスな国、先が読めない不思議な国、信用ができない国・・・という風になってしまいます」
「日銀法が絶対に改正すべきではありません」
Q:
福田政権は酷なときにできてしまいましたね?
A:
「準備不足のもとにできた政権でした。もう過去形ですけど・・・」
先日の「ひとこと」でPRさせていただいた、岡山県下28自治体(県および27市町村)の実務者を対象とした政策説明会が昨日開催され、26自治体から政策担当者の方々がご出席くださいました。
里庄町からは大内町長もご出席くださり、その他の市町村からも7人の副市長・副町長を含む約60人の方々にお見えになりました。テーマは道路特定財源改革。特に、地方財政・地方経済への影響について詳しく議論しました。地元紙が詳しく報道してくださったので、ご紹介しておきます。http://www.okanichi.co.jp/20080318125032.html
民主党が、地方自治体の第一線の政策実務担当者の方々にお集まりいただいて、自ら政策を提案し、議論をさせていただいたことに最大の意義があると自負しております。二大政党制の下における野党第一党には、「政府へのチェック機能」と「政策の選択肢を提示する機能」の2つの機能が求められると思いますが、後者に力点をおいて企画したものです。
マスコミの論調は辛口ですが、多数の自治体の皆さんにご足労いただいた意味は大きく、民主党岡山県連にとって大きな前進の一歩になったと考えています。
関係者の皆さん、本当にありがとうございました!
2月29日深夜の衆議院における予算案強行採決で、「議長あっせん」が崩れ、4月中旬からのガソリン値下げが現実味を帯びてきました。
http://www.sanyo.oni.co.jp/newsk/2008/03/12/20080312010008651-s.html
民主党の論点は、1.道路特定財源制度の廃止、2.暫定税率の廃止、3.地方の財源確保の3つです。
このうち、1.は、与野党を問わず支持が広がっており、自民党の中にも小泉元首相をはじめ一般財源化賛成を明言する方々が沢山います。また、2.も、地球温暖化対策などと絡めて議論する必要はありますが、少なくとも当面の景気対策として有効であり、国民世論の支持を集めているようです。問題は、3.です。まだまだ民主党の“対案”がきちんと伝わっておらず、2月末から開会中の地方議会では、多くの懸念が示されました。
そこで、私たち民主党岡山県連は、地方自治体の首長および議会関係者、そして実務担当者を対象に、「地方の財源を確保する」具体策について、政策説明会を開催することにしました。
講師は逢坂誠二衆議院議員(元北海道ニセコ町長)、場所は岡山ロイヤルホテル、14時〜16時です。ご期待下さい。
日銀の正副総裁人事について、本日、衆参両院での所信聴取が行われ、その後、民主党内での手続が進みました。
私は、15時30分から開かれた民主党財務金融部門会議に出席し、「民主党は武藤総裁、白川副総裁に賛成すべきと考えます」と意見表明をさせていただきました。部門会議では15名の党所属国会議員が発言をしましたが、賛成の立場を採ったのは、私と円より子さんの2人だけでした(円さんの賛成理由は主に手続論で、私とは趣旨が異なるようでしたが・・・)。
―――
本日の民主党財務金融部門会議における私の発言要旨は、以下のとおりです。
津村
「久しぶりに財務金融部門会議に出席をさせて頂いたにもかかわらず、日銀正副総裁の同意人事という重大なテーマについて発言の機会を頂き、恐縮しています。結論から申し上げれば、私は、武藤総裁候補、白川副総裁候補の人事に同意すべきとの立場で発言をいたします。
今から10年前、1998年の3月から4月にかけて、わが国の金融界は大きな試練の時を迎えていました。日本銀行では、当時の証券課長が接待問題で逮捕をされ、翌月には内部管理を担当していた理事が自殺を遂げるという痛ましい事件もありました。私自身、当時証券課長の下で働く証券課員でしたので、直属の上司の逮捕に直面し、日本銀行のあるべき姿について悩み考えた過去があります(くしくも今日3月11日は、接待汚職による課長逮捕から満10年の日に当たります)。そして、ほぼ時を同じくして、「日本銀行の独立性確保」を標榜した新日銀法が施行されました。爾来10年、日銀出身の速水、福井両総裁が新日銀法の精神を体現し、政府からの独立を強く意識しながら、金融政策運営を行ってきた。私はそう思っております。
政府からの独立は、財政当局からの独立だけを意味するものではありません。広い意味での政治からの独立がなければ、中央銀行の独立性は担保されません。金融政策が行われていく上で、日銀が政治家の影響を受けたと市場が判断すれば、日銀の威信は損なわれます。そして、総裁人事は金融政策の象徴でもあります。総裁人事は、マーケットと国会の共同作業であり、市場の期待を読みながら、政治がその期待を形に変え、民主的な正統性を付与していくプロセスです。もし仮に時の政府が市場の空気を無視して、市場の期待に反する候補者を出してきたとすれば、私たちは拒否をするべきだと思います。しかし、もし、市場の期待を反映した人事案が出されてきたとすれば、私たちはそれを拒否するべきではありません。それは民主党が・・・というよりも、政治家としてやってはならないことだとさえ思います。政治の側が、市場の期待を裏切るようなコミットをするのは、それこそが日銀の独立性を尊重する趣旨と矛盾する行為だと思います。
財政と金融の分離、いわゆる“財金分離”は将来必ず実現されていくべき大命題ですし、この10年のわが国金融界もその方向で努力をしてきました。今後、日本が金融立国を実現していく上でも、アジアの金融センターとして、「円の国際化」を実現していく上でも、“財金分離”に象徴される日銀の独立性と権威は非常に重要な前提になると思います。しかし、それには制度が定着するまでの時間と経緯が必要であって、いま日本の金融界は過渡期にあるのだと思います。
私が感じるかぎり、今回政府から提示された人事案は、市場の期待を大きく裏切るものとは言えないように思います。武藤総裁候補については、個人的な評価を申し上げる力量は私にはありませんが、市場から大本命とみられている方だと思います。また、白川副総裁候補については、私自身がお仕えした経験もありますが、皆さんもご承知のように大変な理論家で、金融界でも安定した評価のある方です。人柄もご立派な方だと思います。伊藤副総裁候補については、正直、個人的にも存じあげませんし、市場の評価もよく分かりませんので、私からは意見は申し上げません。
繰り返しになりますが、日銀の独立性を尊重するのであれば、私たちはマーケットの期待を十分に斟酌するべきであり、結論としては政府の提示した人事案に同意すべきであるとの意見を表明させていただきます。言うまでもないことですが、党としての結論には従います」
―――
報道によれば、党の幹部会は17時からの会合で、「武藤氏、伊藤氏に不同意、白川副総裁にのみ同意」との結論を得たとのことです。
明日の参議院本会議で採決が行われる見通しですが、この問題はまだまだ動きがありそうです。福井総裁の任期が終わる19日直前には、政府・野党双方がギリギリの判断が迫られそうです。引続き、当事者意識を高く持ちながら、このテーマにかかわっていきたいと思っています。
本日午後1時、政府は衆参両院の議院運営委員会に対し、日銀総裁候補として武藤敏郎氏、副総裁候補として白川方明氏と伊藤隆敏氏の名前を提示しました。
武藤さんは、国会議員になってから初めてお話しした方で、公的な場面でのお付き合いしかありませんが、一度だけお得意とされている油絵の個展にお邪魔したことがあります。白川さんは日銀の大先輩。直接のラインではありませんでしたが、私が金融市場局に配属されていたころの審議役で、私が毎月書いていた「CP発行市場の動向」に関するレポートについて、何度かエレベーターホールで感想を聞かせて頂いた思い出があります。直接の上司ではなかっただけに、お気遣いを感じ、励みになったものでした。伊藤隆敏さんはもちろん高名な経済学者ですが、私は直接の面識はありません。インフレターゲティングが活発に議論されていたころ、読みやすい普及書を書かれたので、急いで本屋さんに走ったことを覚えています。
個人的なお付き合いはさておき、今日からしばらくのあいだ、日銀人事への対応はわが民主党にとって様々な意味で党としての“力”を問われる、非常に重要なテーマになります。イエスかノーかも大切ですが、どのように党内をまとめるかも大切です。
私自身は、もともと「武藤氏は日銀総裁に適任」と公言してきた人間です。財金分離は至上命題ですが、現在はまだ過渡期であるとの判断からです。武藤さんは財務省出身の最後の日銀総裁になるべき人・・・今の私はそう思っています。
が、問題はここからの手続です。党の手続に従い、求められた場合にのみ、考えを整理して意見を述べるつもりです。
わが国が世界経済の安定的な成長と繁栄に貢献する上で、またアジアのリーダーとして東京市場を育成、発展させていく上で、日本銀行が今後とも大きな役割を果たしていくこと、そしてそこで働く皆さんにとっても働きがいのある良き職場であることを願っています。そして、そのために自分のできる仕事があれば、陰ながら汗をかいていきたいと思っています。
日本銀行に勤務していた6年前の3月5日、私はそれまで全く面識のなかった江田五月さんに「政治家になりたいので、話を聞いてください」というメールを送りました。
江田さんが岡山県の方だということと、母が以前から江田さんのファンで選挙のたびに家族の食卓で名前が出ていたということ、そして、ホームページで江田さんのお人柄を感じての・・・、今思えば、かなり大胆な行動でした。
江田さんは、その日のうちにお返事をくださり(いま自分が議員になって、それがどれほど大変なことか痛感しています)、翌日には早速少し時間を取って頂いてご挨拶をさせていただき、その週の土曜日には、岡山県の事務所にまで押しかけて、ゆっくりお話を伺う時間をいただきました。森本徹磨さんと初めてお会いしたのも、その日でした。
それから4年たった2年前の今日、森本徹磨さんご逝去。早すぎる先輩の死。今日は3回忌です。国会日程が予定されていたので、一足早く一昨日、お墓参りをして、江田参議院議長の誕生とご活躍をご報告、「次は政権交代のご報告にきます」とお約束してきました。
私にとって、これからも毎年3月5日は“2つの意味で”節目の日であり続けます。
少しづつ増えてきた仲間たちにも、私なりの原点を伝え続けていきたいと思います。津村 啓介
| 2008/03 |